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しし酒盛り 1・・・
しし酒盛りが始まりました。突然でしたが、目の前で踊っていた種ふくべの男性が私の隣にいた女性を引っ張り出しました。
突然のことなので、驚いた女性は不安になりしゃがみこんでしまいます。そうですよね・・、突然しし(仲立)に手引きされるのですから、怖いのと何をするのか不安になるはずです。
座卓の前には別の所から参加した女性もおり、やっと普通の表情に戻ったようでした。
酒盛りの座卓に座った二人の女性、両隣には厳つい表情のしし、正面には赤い手ぬぐいでほっかむりをした種ふくべ、五人の語らいの様子は分かりません。
先ほど手引きしたしし(仲立)が大杯を携えて回り、二人の女性の正面に座ります。やがて両隣に位置したししが前垂れ幕を上下させてその場で踊ります。
種ふくべと刀かけの女性が二人、大きなとっくりとウーロン茶のボトルを持ってお踊りながら回り、大杯に酒を注いでいました。
しし酒盛りですから、この場でしし達も酒を飲んだと思われますが、仕草だけで良く分かりません。その間、二人の女性はじーっと見つめています。
いよいよ二人の女性の乾杯が始まりました。朱塗りの杯に入った御神酒を一気に飲み干して、会場からは拍手が湧きました。
この時見つめている種ふくべの表情が面白いのですね。大丈夫かな・・、飲んで飲んで・・、やったー・・、そんな会話が聞こえそうでした。
種ふくべの持っているバケツが何かお分かりでしょうか。見ていてあらら・・となったのは、「遠野名物はジンギスカンだよ」と言いながら飛び上がっていた種ふくべでした。
バケツはコンロであり、上の絵は皿に盛った羊肉でした。そう言えば遠野市には有名なジンギスカンの店があります。まだジンギスカンが一般的でなかった頃に始めた専門店だと言います。
最後は参加者全員が手をつないでの万歳でした。三頭のししは幕を上に持ち上げての万歳です。刀かけの女性と飛び入りの女性、笑顔笑顔で酒盛りが終わりました。
会場の放送を聞いていて面白かったのは、「カンナガラは御守りになります。皆さん拾って持ち帰ってください」と案内がありました。私は事前に知っていましたので、目の前にあるきれいで長いカンナガラを拾いました。
周囲の皆さんも、「拾ってもらえれば片付けになるよなあ」
と笑いなが拾っていました。
しし酒盛り 2・・・
13:00頃から二回目の浪合が行われました。酒盛りまでの内容は割愛し、ここでは男性の方々による酒盛りの様子を紹介いたします。
午前の部で酒盛りに参加した女性の方とは違い、遠野市長さんともう一人の男性の方です。最初に出た男性は蔵の前で正面から撮影した方です。板沢しし踊りに関係のある方だろうなと思いました。
乾杯が始まりました。女性の方とは違い、最初からコップ酒での乾杯です。刀かけの女性が大とっくりでコップになみなみと酒を注ぎ、お二人ともぐいぐいと干されていました。
あおりたてる種ふくべの表情が面白く、見とれながら撮影しました。この時の会話等は分かりませんが、笑み一杯の表情がそのやりとりを物語っていました。
男性の乾杯のあとは、しし三頭による乾杯だと思われます。大杯を頂きながら、幕を大きく持ち上げての舞です。
最後は前回と同じで、男性としし、刀かけが手をつなぎ万歳の姿勢で終わりました。プログラムによる予定では、正味20分位の舞になりました。
ここでは割愛しましたが、午前と同様に種ふくべによる遠野ジンギスカンの宣伝もありました。
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