location:uchinome.jpトップ>暮らしの表情>催しアラカルト>遠野物語百年に舞う・しし踊り>板沢しし踊り・浪合 >その2>ちびっ子達の表情 |
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頼もしきちびっ子達・・・ 私の住む江刺区でも郷土芸能の伝承活動が盛んです。保育園や幼稚園などで、子ども鹿踊りとして保護者手作りの装束や太鼓で頑張っています。可愛いちびっ子達の演技を見るたびに、この中から一人でも多くの後継者が育って欲しいと願うのは誰しも同じです。 ・・しし踊り・・遠野物語100年に舞うで演じられた13団体の演技を見て、江刺で一般的に見られる鹿踊りとは違って子ども達の参加がすごく多いなと思いました。遠野しし踊り行列の先頭は種ふくべですが、その次は子ども達(幼児)によるふくべが続きます。このちびっ子達によるふくべの仕草がすごく可愛いのです。見ている観客は思わず引き込まれるほどです。 ここでは、数多くあった中からお気に入りの場面を切り出し、しし踊り団体毎にまとめてみました。最初にも触れていますが、このちびっ子達は将来の立派な後継者だと思います。女の子はふくべから中たいこ、そして、刀かけ、男の子はふくべからししへと逞しく成長していくと思われます。 各所で神楽やしし踊り等の伝承芸能を見る機会が多いのですが、いかにして郷土芸能を伝承し継続させるかが保存会や地域の方々の大きな課題でもあります。保育園や幼稚園、小学校での子ども達への取り組みがこの頃多く見られるゆえんです。 今は無邪気なちびっ子達ですが、一人でも多くの子ども達が郷土芸能にそれぞれの役割分担で参加し、将来を担う若者達に生長して欲しいなと思う一人でもあります。 |
綾織しし踊り保存会・・・ 遠野市綾織町一区から三区に伝承される綾織りしし踊り保存会のちびっ子達(ふくべ役)です。 愉快と言ったら失礼ですが、種ふくべの舞を先頭のちびっ子(ふくべ)が笑って見とれている姿でした。また、周囲を見ながら体が動いてしまう男の子のちびっ子でした。 |
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上柳獅子踊保存会・・・ 遠野市附馬牛町上柳(じょうやなぎ)地区に伝承される上柳獅子踊り保存会の種ふくべとちびっ子達(ふくべ役)です。(※岩手県指定無形民俗文化財) 種ふくべの男性の仕草と表情がユーモラスであり、思わす見とれてしまいます。それにしてもちびっ子達は目線が定まりません。そんなちびっ子には関係なく、無心に舞う男性の姿に感服でした。 |
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張山しし踊り保存会・・・ 遠野市附馬牛町張山地区に伝承される張山しし踊り保存会の種ふくべとちびっ子達(ふくべ役)です。種ふくべの方は、腰に下げずに背中にふくべが縫いつけられていました。 (※岩手県指定無形民俗文化財) ちびっ子の皆さん、一心になって舞っています。ふくべを持つ手をあげて舞う所作が揃っていました。 |
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午前10時から始まった13団体によるしし踊り競演は、昼休みもなく午後3時までかかりました。12時過ぎでしたが、会場一杯になってのしし踊り大演舞がありました。限られた会場での人数の多さで入り交じり、撮影するのが困難でしたのでここでは紹介はしません。また、浪合(しし酒盛り)以外の演目もほぼ撮影していますが、膨大なコマ数になっており今回は省略いたします。 最初にもふれましたが、遠野郷のしし踊りは江刺の鹿踊りとは全く違う一面を持っています。各地のしし踊りを見ながら、地元の鹿踊りと比較するのも一興があります。これからの課題にしてみたいと思いました。 |
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