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      2011アテルイの里・田んぼアート


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今年の図柄は郷土の誇る前沢牛です。
田植え後すぐに見たときは、田んぼを見ただけでは何の図柄か分かりませんでした。6月20日に出かけたら、ハッキリと分かる前沢牛でした。文字をレイアウトしたものででっかい牛が見えています。

今回は資料等が一切ありませんので、取り組み等の詳細は分かりません。現場に貼られてあるチラシの一部を紹介いたします。


「田んぼはキャンパス 田んぼアートいわて奥州米  特別栽培ひとめぼれ」

田んぼアートを行っている跡呂井地区は、奥州市水沢に位置し、焼石連峰を水源とし、西から東は流れる胆沢川によって開けた扇状地で、澄んだ水と、気象条件に恵まれた県内有数の穀倉地帯です。

また、食味ランキングで平成6年より連続して、最高位の「特A」評価を受けている全国的にも認められた美味しいお米の産地です。

※「跡呂井地域」のお米は、慣行栽培より農薬・化学肥料を減らして栽培したお米です。農薬の使用を慣行栽培の半
  分以下に減らすために、8成分まで抑えております。病虫害を予防するために月の半分、草刈りを行っている生産
  者もおります。


※アテルイの里とは・・・
  奥州市水沢区北上川沿いの一角に跡呂井公園があり、その小高い丘にそびえる巣伏の櫓(復元)です。ここは今
  から1200年程前の古戦場跡であり、朝廷軍と地元の民が戦い勝利をあげた場所として史実に残っています。

  朝廷軍の総大将は有名な坂上田村麻呂であり、地元の民(朝廷から蝦夷と侮蔑された民)の大将は阿弖流為(アテ
  ルイ)でした。


5月31日の様子・・・

5月の末になり、多分田植えが終わったろうなと思い出かけて来ました。新水沢バイパスを走ると、北上川沿いの一角に跡呂井公園があり、その小高い丘にそびえる巣伏の櫓(復元)が見えます。

田んぼアートが行われる場所は、この復元櫓の南側にあります。通路は車一台が通られるほどの狭い路で、一方通行になります。

櫓から見下ろしましたが、毎年のテーマであるアンパンマンは分かったものの、メインテーマの図柄の予想が出来ませんでした。
田植え後の田んぼアートの様子 1
田植え後の田んぼアートの様子 2・・・アンパンマンのようです。 田植え後の田んぼアートの様子 3・・・メインの図柄ははっきりしません。
田植え後の田んぼアートの様子 4・・・メイン図柄の左側。 田植え後の田んぼアートの様子 5・・・メイン図柄の右側。
櫓上から見た様子 1 田んぼアートの見頃は、植えられた苗の間隔(株間)が背丈が見えなくなった頃がすっきりと見えます。

天気が良かったので、櫓から見た周囲の様子を紹介いたします。最初の画像は北西方向、二番目が北東方向、最後が東方向になります。

下を流れている川は乙女川と言い、水沢の市街地を流れて北上川にそそぎます。周辺の橋や正面広場も水辺の公園として整備されています。
櫓上から見た様子 2 櫓上から見た様子 3
櫓階段を修理する地域の男性 たまたまのことでしたが、櫓に登ろうとしたら階段状に積まれていた土台石が転がっています。4月7日の余震で転がったと思いますが、今まで修理等がなされていなかったようでした。

地域の男性(私と同年代の方とお見受けしましたが)が金棒を使って土台石を積み重ねておりましたが、かなりの大きさと重量があり思うようにはいきません。「手伝いますよ・・」と声を掛けましたが、「いいから・・」と遠慮されていました。

二人でやればもっと楽だろうなと思いつつ、その場を離れましたがちょっぴり後悔しています。
遠くから見た櫓周辺の様子 櫓までの道路は狭いので一方通行になります。田んぼアートの幟と乙女川、そして正面に櫓を配置してみました。

この場所は散策路として快適な場所ですから、車を置いて歩くのが最適です。

櫓の修理をしていた男性のお話によると、田植えが行われたのが5月28日(土)とのことでした。


6月28日の様子・・・

櫓の上から見下ろした様子です。周辺に植えられた苗は株間がまだ分かりますが、色の違いがはっきりとしテーマでもあるアンパンマン、前沢牛の姿が浮き出ています。

5月31日の様子では、植えられた稲の品種特有の色ははっきりとはしなかったのですが、今回は黄色・黒(濃い紫)がはっきりと違ってきています。
田んぼアート全体の様子
上の部分はアンパンマン、今年は立っている全身像 今年のテーマの前沢牛
メイン図柄前沢牛の文字を縦位置で切り取ってみました。
拡大すると、苗の色の違いや植えられ方の違いが分かります。
前沢牛頭部
前沢牛腹部 前沢牛尻の部分

修理された櫓への石段です。 田んぼの中から見ると・・・

櫓に登る石段がすっかり直っていました。この階段はかなりきついので気をつけないと大変です。

周辺に誰も居ませんので、見学や撮影の邪魔にならないと判断し、今回は田んぼの方に出て目線レベルで撮影してみました。広い田んぼですから、かなり歩いて南側から入ってみました。

櫓への進入路ですが、幟が沢山立てられています。 前沢牛を横から見るが、はっきりしません。
がんばろうの文字を上から見る 1 がんばろうの文字を上から見る 2
がんばろうの文字を下から見る 1 「がんばろう」の黄色稲の図柄がはっきりしていますし、足元から見たアンパンマンは大きな足で立っています。

文字だけの図柄で表現した前沢牛は目線レベルでははっきりとしません。
図柄前沢牛を上側から見る おなじみアンパンマンを目線レベルで見る。
櫓と図柄前沢牛 1 前沢牛の図柄を頭の方から目線レベルで見た様子、この図柄だけでは説明がなければはっきりとはしません。

田んぼアートの幟、今回始めて見たのが前沢牛の幟で、世界の名牛、みちのくいわて前沢牛と書かれています。
櫓と図柄前沢牛 2 櫓と図柄前沢牛 3
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