田んぼアートの話題が聞かれる季節になりました。五年ほど前からとりこになった一人ですが、田んぼアートとは田んぼに色の違う稲の品種を植え、生長するにつれて一枚の巨大な絵が描かれます。いつも鑑賞しながら感じることですが、田んぼアートの企画デザイン担当の方は大変だなあと思います。広々とした田んぼを巨大なキャンバスに見立ててのデザイン、高い場所から俯瞰して鑑賞するには遠近法を取り入れた描画デザイン設計が欠かせません。
画かれるデザインも色々あり、ほとんどの地区では浮世絵や人物、郷土芸能、地域の特産物等々が繰り込まれます。継続して行われますと、来年は何をどのようにデザインするのだろうかと期待が出てきます。見る立場の者は勝手にそう思うのですが、設計管理者の方は大変だろうなあと思います。
私が最初に田んぼアートを観たのが、2006年田舎館村の様子をテレビ放映で紹介されたことから始まりました。私の住む奥州市水沢区でも、2008年から始まった田んぼアートです。車で15分ほどの田んぼにありますので、毎年欠かさず訪れています。いつもの年ですと新聞等で田植えの様子が報道されますが、今年は大津波震災の報道が最優先され田植えがあったのを知りませんでした。
今年から、その都度作成していたのをまとめて構成してみました。タイトルの文字かサムネール画像をクリックしてお進み下さい。また、稲の生長と共に表現される色調が変化してきますが、近場の場合は変化を追ってみたいなと思います。昨年は岩手県内四ヵ所、青森県一ヵ所と見て歩きましたが、今年はどこまで歩けますか・・・。 |