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取り組みの実際・・・

取り組みの方法は、親方役が赤ちゃんを抱き東西から出てきます。行司が軍配をかざし、「はいっ見合って、はっけよい、のこった・・」「どっこいどっこいどっこいな、どっこいどっこいどっこいな・・」と見合わせた後、その時の赤ちゃんの表情(笑った方が勝ち)から結果を判断し勝負を告げます。

具体的な内容の一部を紹介します。

東方二番取り組み「りんちゃん」、一関市出身菅原部屋。西方二番取り組み「つばさちゃん」、東山町小野寺部屋所属です・・と進行係が告げます。

はいっ見合って、はっけよい、のこった。どっこいどっこいどっこいな、どっこいどっこいどっこいな、引き分けです。

行事が判断に困る取り組みでした。笑った方が勝ちになりますが、最初から大泣きしている赤ちゃん、にらめっこで反応のない赤ちゃん、寝ているのではと思われる赤ちゃん等々様々であり、見ている私たちがどっちだろうと迷うことが多い取り組みです。

面白いなあと思ったのは、赤ちゃんを抱えている親方女性と控えの親方女性の表情です。行司役の愛嬌ある表情、どっちにしようかと考えている目の動き等に惹かれました。東和の泣き相撲大会も同じような取り組みですが、あくまでも土俵上での勝負であり、側に控えの親方衆が居りませんので強烈に感じたのかも知れません。

西方控え

西方控えの様子・・・

東西に分かれた生後6ケ月から1歳半までの豆力士たちが豆絞りに法被、化粧まわしに身を包み、地域の女性たちが務める親方に抱かれて取り組みをします。

10:35 取り組み開始・・・

午前部の取り組みが始まりました。本日の実際的な役割は、全員が愛宕花相撲の女性の皆さんが担当されていました。

取り組みが始まる頃、私が居た場所も多くの方が立ち並び撮影するのも大変になりました。カメラがあるのが分かっていて前に立たれると、文句の一つも言いたくなるのですがじっと我慢になります。ほとんど背伸びした状態での撮影、足が痛くなり大変でした。
取組 1
取組 2 取組 3
取組 4 取組 5
取組 6 取組 7
取組 8 取組 9
取組 10 取組 11

見守る家族や見学者 撮影場所の移動・・・

取り組みが半分過ぎた頃、撮影場所を変更しました。移動しながらあれれと思ったのは、来賓用のテントにカメラを構えている方々が居られたことです。

テントに位置しても良かったのかなあと思いましたが、後の何とかでちょっぴり残念でした。シートに座られている皆さん、かなりの人出でした。
西方側から見た土俵 取り組みを西方側から見た様子です。西方控えは良いのですが、東方控えはパイプ椅子でした。
土俵(神楽殿)の真後ろ・・・

試合の後半から土俵(神楽殿)の後ろに回り、行司の背後から表情を狙ってみました。逆光線になることと暗いこともあり、ここではストロボを使用しています。

正面ではないので、行司と取り組み赤ちゃんの表情が伺えないのは仕方のないことです。しかし、土俵真下から見た親方女性の表情の変化に惹かれました。

控えの赤ちゃん、じっとしていませんのでお母さんは目が離せません。
取組 12 取組 13
控えの赤ちゃん力士 1 控えの赤ちゃん力士 2
取組 14 見合って・・のかけ声ですが、赤ちゃん力士の視線の先に相手が見えているのでしょうか・・。何となく、抱きかかえている相手の親方に視線が行っている感じがします。
取組 15 取組 16
取組 17 お互いに厭だあーと泣き叫んでいます。親方の表情も叫んでいる様子で、勝敗は引き分けになります。

千秋楽取組、赤ちゃん力士は行司を見ています。
午前の部千秋楽の取り組み・・・

午前の部千秋楽の取り組みです・・、の案内が会場にありました。名札を見ると65番となっています。行司の見合っての合図に、赤ちゃん力士の視線が行司を見ています。

最初に笑った方が勝ちのルールですが、泣き出すことがあっても笑顔になったのはあまり見られませんでした。幼いびっ子達、立ち会いで何を感じているのでしょうか。そんなことを思うこと自体が無理なのですが、もの心ついたときに母親から言われても記憶には残っていませんね。

東和泣き相撲大会の記事にも書きましたが、参加させた知人の言葉が心に残っています。・・・参加料を払いますが、「法被と記念品」そしてご祈祷があるので、子どもにとって良い記念になります・・・。我が子が健やかに育って欲しいと願う、最高の思いでの行事だと思われます。

千秋楽の後、会場を離れましたが、肝心の花相撲披露を見ないでしまったことが悔やまれます。土俵の裏に回ったとき、年配女性のまわし姿をちらりと見ていましたが、神楽殿の上から披露するとは知りませんでした。
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