入港歓迎式・・・
一般公開にさきがけて、埠頭では入港歓迎式が予定されていました。しかしあいにくの天候不順で風雨が強まり、外での式典が危ぶまれたほどでした。開始時刻が午後1時30分でしたが、風雨が強い時は艦内で行いますとの放送があり心配していました。
しかし、風が強いのですが雨が上がり埠頭会場で入港式が行われました。普通日でもあり、入港式を見る市民の方はあまり多くはありません。私を含めてカメラで撮影される方はあまりなく、少しさびしいくらいでした。
久慈市長歓迎挨拶・・・
海上自衛隊潜水艦救難母艦「ちよだ」の久慈港入港歓迎式の開会にあたり、久慈市民を代表し心からご歓迎申し上げます。また、一色艦長をはじめ隊員の皆様方には、国防という崇高な使命に国民の期待と信頼に応えるべく、厳しい訓練と任務に精励されていることに対し衷心より敬意を表する次第であります。
東日本大震災発災からすでに三年が経過したところでございますが、当市はもとより、被災地においてはいまだに復興の最中にあります。あの震災におきましては東北のみならず、東日本の広い範囲で甚大な被害を受けたところでありますが、発災直後から陸海空それぞれの自衛隊の活躍により、被災者や市民そして被災地域において速やかな復旧が図られたところであります。
さて当市では、自衛隊の協力のもと艦艇広報をはじめ、毎年自衛隊音楽会演奏会を実施しているところであります。例年来場者数が多く、市民の関心の厚さが伺われます。今回の艦艇広報は、一般公開をはじめ体験学習装備品展示が予定されており市民も大勢訪れると思いますが、これを機に自衛隊への理解がいっそう深まると共に、隊員の士気が高まりますことは誠に意義深いものがあります。
結びとなりますが、このたびの久慈港入港に際しまして、ご協力頂きました自衛隊岩手地方協力本部をはじめ関係各位に改めて感謝を申し上げます共に、自衛隊のさらなるご発展と皆様方のご健勝ご活躍を心から御祈念申し上げます。
ちよだ艦長挨拶・・・
久慈市の皆さんこんにちは、ちよだ艦長の一色でございます。本日は中井副市長のほか数多くの皆様のご来臨を頂きまして「ちよだ」の歓迎誠に有り難うございます。「ちよだ」乗員を代表いたしまして御礼申し上げます。また、この場をお借りいたしまして東日本大震災で被害に遭われた方々、及び三年経過した現在におきましても、仮設住宅での生活を余儀なくされている方々にたいしまして心よりお見舞い申し上げます。
さて、「ちよだ」でございますが、三年前の東日本大震災におきましては、ちょうど大湊港付近を航行していたこともあり、発災当初から災害派遣部隊の一般として、私自身も当時副長として震災に対応してまいりました。
現在、復興支援が進んでいるということでございますが、三陸鉄道の開通とか目に見える物的財産の復興が進んでいる様でございます。またドラマ等でクローズアップされているように、地域の活性化というものが働いているようでございます。
今回わずか二日間でございますが、本館の入港イベントを通じて地域の活性化の一つの助けになればと考えております。出来るだけ多くの久慈市の皆さんと交流を深めて行きたいと思っておりますので、どんどん船の方に見学にお出で頂いてご入艦して頂きたいと思います。
(※お二方の挨拶文は、現地で記録した内容から紹介しております) |