催しアラカルトに戻る


      2014潜水艦「うずしお」・宮古港入港


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 岩手の蘇民祭 ほっづぎある記 心のオアシス
ドキュメント  

location:uchinome.jpトップ>暮らしの表情>催しアラカルト>2014潜水艦「うずしお」・宮古港入港

 サイトマップ


歓迎式典会場に張られた横断幕と式典を待つ会場の様子
潜水艦「うずしお」・宮古港入港・・・

5月16日の事でしたが、潜水艦救難母艦「ちよだ」が久慈港で一般公開をする事を知り、三時間ほどかけて久慈市埠頭まで駆けつけたほっづぎ親子でした。今度は8月2日に、宮古市藤原埠頭に潜水艦「うずしお」が入港することを知りました。本物の潜水艦を見たことがない私です。願ってもないことですから、その日の来るのを待ちわびていました。

宮古市藤原埠頭は、若い頃に遊んだ事のある藤原海岸海水浴場を埋め立て、大型船舶が寄港できる様に整備された埠頭です。海岸地区から内陸部に勤務する様になっても、今までも何回か大型客船が訪れるたびに出かけていました。家から160kmほど、時間にしておよそ二時間四十分で埠頭に入りました。

資料等によると、宮古港に海上自衛隊の潜水艦が入港したのは平成16年以来10年振りだと言います。以前の藤原埠頭は自由に立ち入ることができましたが、東日本大震災後は復旧資材(周りが採石の山)置き場になり立ち入りが禁止されています。国道45号から案内ガイドがあり、矢印と係員の指示に従い駐車場まで入りました。

ここでは、入港を記念しての歓迎式典の様子と潜水艦うずしおの様子を紹介したいと思います。

トップのロゴ画像は、歓迎式典会場に張られた横断幕と式典を待つ会場の様子です。

                                                      (2014.08.14 作成)

黒一色に覆われ、静かに接岸している「潜水艦うずしお。
潜水艦「うずしお」・・・

うずしお型潜水艦は海上 自衛隊が運用していた通常動力型潜水艦。あさしお型までの在来型船型を改め、水中 性能を重視した涙滴型潜水艦の第1世代である。第3次防衛力整備計画により、昭和42年度(1967年度)から7隻が建造された。なお、当初8隻が計画されていたが、8隻目の49年度艦が、第一次オイルショックによる建造費高騰で建造が中止された。

性能諸元・・・
排水量 基準:1,850トン
水中:2,450トン
全長:72.0m
全幅:9.9m
吃水:7.5m
機関:ディーゼル・エレクトリック方式(水上:3,400Ps 水中:7,200Ps)
速力:水上12ノット / 水中20ノット
潜行深度:??
乗員:80名
兵装:HU-602 533mm魚雷発射管 72式1型・80式 魚雷6門
                                                        (※ウイキペディアより)



潜水艦を間近に見たのは今回が初めてのことでした。埠頭に接岸しロープで舫われていますが、船体から上にあるのはフィン付きのデッキだけ、表示によると吃水が8m近くあります。水面下に隠れている部分が8mほどあることになりますが、どのような形をしているのか興味があります。

艦尾を撮影している時、たまたまそばに居られた乗員の方にお聞きしたら・・「クジラの形」ですよ、艦首には左右に2列3個の魚雷発射管があります・・、また水中からミサイルを発射することも出来ます・・、と話して居られました。水中に隠れて見えないのですが、まさに潜水艦なのだなあと改めて認識しました。

このうずしお画像は、息子が撮影した画像から潜水艦を中心に切り出してみました。



藤原埠頭 1 藤原埠頭・・・

国道45号から案内ガイドがあり、矢印と係員の指示に従い駐車場まで入りました。駐車場から接岸している埠頭まで距離がありますが、案内表示と係員の指示に従い進みます。

艦艇等であればデッキが遠くから見つかられますが、潜水艦は水上に出ている部分が限れますので見つけることが出来ません。

しばらく歩いたら「本州最東端のまり・・」と書かれた横断幕が張られた会場に到着です。
藤原埠頭 2 藤原埠頭 3
藤原埠頭 4 必ず出店される自衛隊グッズの販売です。中までは入りませんが、プラモデル航空機がいろいろありました。

子ども達の好みそうなジェット戦闘機、中でも圧巻は大きな機体のオスプレーです。
藤原埠頭 5 藤原埠頭 6


11:00 宮古港入港歓迎式典での記録から・・・

前回訪れた久慈市埠頭での潜水艦救難母艦「ちよだ」入港と同様に、記念式典の様子を見るために一般公開より早く現場に入りました。入港記念式典関係者、一般参観者も含めて多くの皆さんが潜水艦を眺めながら開会の時間を待っていました。

ここでの説明文章は、レコーダー記録からテキスト文を作成して居ることをお断りします。


山本宮古市長挨拶


本日は海上自衛隊潜水艦の宮古港への入港大変有り難うございます。宮古市民を代表したしまして歓迎を申し上げます。

自衛隊の皆様には三年前の東日本大震災直後から、行方不明者の捜索、救難活動、物資の輸送など様々な活動を通じてご尽力いただきました。この場をお借りしまして改めて感謝を申し上げたいと思います。皆様の献身的な活動によりまして宮古市のみならず、この沿岸自治体、そして被災者の皆さんの生活の安定が保たれてきたと思っております。

本日は第二潜水隊指令村上様をはじめ、うずしお艦長原様、そして多くの隊員の皆様をこのようにお迎えできまして、宮古市民大変喜んでおります。復興に向けての道のりはまだまだ険しいものがございますが、市民一丸となって復興に向かって取り組んでいきたいと思っております。

自衛隊の皆様に置かれましても、今後のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げ、歓迎の言葉といたします。本日は大変有り難うございました。


進行係・・・

続きまして宮古市から花束を贈りいたします。第二潜水隊指令村上様、うずしお艦長原様、どうぞ前にお進み下さい。花束を贈呈いたしますのは、河南中学校吹奏楽部の皆様です。

次に、入港を記念いたしまして宮古市から記念品をお贈りいたします。記念品は宮古市山口に伝わります黒森神楽の愛好者が制作いたしました、黒森権現様獅子頭の置物でございます。黒森神社のある黒森山は、宮古湾での漁や航海の目印となる事から、この権現様は大漁成就や海上安全に御利益ある神様として、古くから漁業回船業者から信仰をあつめてきました。その御利益があると言われております黒森神楽の獅子頭の置物、宮古の海産物などを詰め合わせた宮古特産セットをお贈りいたします。


第二潜水隊指令村上様挨拶・・・

潜水艦うずしおは、今朝宮古港に入港いたしました。また、入港に際しましてこのようなセレモニーをしていただきまして乗員一同深く感謝し厚く御礼申し上げます。この入港期間中、限られた期間で限られた方々に見学していただきますが、この見学を通じまして海上自衛隊へのご理解を深めて頂ければ有り難く思います。よろしくお願いいたします。


進行係・・・

続きまして、海上自衛隊を代表いたしまして第二潜水隊指令村上様から記念品の贈呈がございます。記念品は潜水艦「うずしおの盾」です。


河南中学校吹奏楽部による演奏曲目は、「あまちゃんオープニングテーマ」、そして、映画「アナと雪の女王」の主題歌「レット・イット・ゴー」の二曲を演奏いたします。

入港歓迎式典 1

11:00 入港歓迎式典・・・

「本州最東端のまち 宮古へようこそ」
復興支援ありがとう 歓迎 海上自衛隊潜水艦

・・・と書かれた横断幕をバックに宮古市関係の主催者、潜水艦うずしおをバックに制服姿の乗組員が整列する中で始まりました。

最初に山本宮古市長から歓迎の挨拶がありました。

入港歓迎式典 2 入港歓迎式典 3
入港歓迎式典 4 整然と並ぶ白い制服姿の乗組員、前列手前の方が第二潜水隊指令村上さんです。

宮古市立河南中学校吹奏楽の生徒さんから花束贈呈、山本市長から宮古の海産物などを詰め合わせた宮古特産セットが贈られました。
入港歓迎式典 5・・・花束贈呈 入港歓迎式典 6・・・黒森神楽獅子頭贈呈。
入港歓迎式典 7・・・美代子特産品セット贈呈。 黒森神楽獅子頭の置物、もっと近くで撮影できれば良いのですが一般人の私は近寄ることが出来ません。画像を拡大すると権現様の様子が何とか分かりました。
入港歓迎式典 8 続いて第二潜水隊指令村上さんより、宮古港入港に対しての挨拶がありました。

挨拶の後、山本市長へ潜水艦うずしおのレリーフ盾が贈られました。
入港歓迎式典 9・・・第二潜水隊指令村上氏挨拶 入港歓迎式典 10・・・潜水艦うずしおレリーフ贈呈
入港歓迎式典 11 第二潜水隊指令村上さんと宮古山本市長ががっちりと握手をしています。この場は市長から最初に握手の手がさしのべられていました。

歓迎アトラクション 1 11:06 歓迎アトラクション・・・

今まで見てきた大型船の入港歓迎アトラクションでは、地元の郷土芸能による演技がほとんどでした。ここでは、埠頭近くの河南中学校吹奏楽部の皆さんの演奏です。

炎天下の演奏は大変ですが、浜風がありさわやかな雰囲気で暑さはあまり感じませんでした。
歓迎アトラクション 2 歓迎アトラクション 3
歓迎アトラクション 4 真っ黒な潜水艦デッキと白い制服の乗組員と吹奏楽部の生徒達、見事な対比になりました。
歓迎アトラクション 5 右上の階段は、潜水艦一般公開の時に渡る通路になります。右側登り口と左側降り口の二本があります。
                       次のページへ進む →