艦橋(ブリッジ)側から・・・
最初にも書きましたが、潜水艦のシンボルも言える艦橋(ブリッジ)部分です。船体上部に伸びた細長い部分に、飛行機の水平尾翼とも思えるフィンが横に出ています。水中を走行する時、横に倒れない様にバランスを取る重要な部分と言えます。
残念ですが、この部分の正式な名称がはっきりしません。艦橋(ブリッジ)であることは間違いないのですが、潜水艦に関する資料等を調べてもブリッジの名は無く、代わりに司令塔(セイル)の名称が出てきます。その機能も、浮上して基地に寄港する時の目視航海以外には使用しないとありました。実際については良く分からないのですが、ここでは艦橋(ブリッジ)で押さえておきます。
近くから撮影した画像を見て驚いたことは、平らな面では無く継ぎ接ぎしたようにも見える板の集合体でした。これについても調べてみると、潜水艦ならではの吸音機能が付いたゴムタイルを貼り付けたものでした。潜水艦にとって重要な機能である無音航行を果たすため、司令塔や船体のあらゆる部分に取り着けられていると思います。
また、普段は見ることの出来ない艦橋(ブリッジ)から水平に出ているフィンの上に、扉の様な部分があり左右とも開いていました。その開口部を通して反対側の空が見えていたことです。
(※トム・クランシーの原潜解剖参照による) |