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     奥州市水沢区・子供騎馬武者行列


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奥州市の宣伝カーが先導し、ゆっくりと進んできました。車の上には、「みちのく平安絵巻 子供騎馬武者行列 5月3日」と大きく書かれてあります。
水沢区・子供騎馬武者行列・・・

5月3日は水沢区に鎮座する駒形神社の春の例祭にあたり、その時開催されるのが子供騎馬武者行列です。かなり以前に撮影していた様子を再現したくなり、空模様が良かったので出かけてきました。水沢区では少し前の四月末、日高火防祭が二日間にわたって開催され賑わいました。以前の私ですと、近場で開催されるイベントには必ずと言うほど出かけていましたが、年齢と共に足が遠のいていました。

子供騎馬武者行列の由縁は、資料等によりますと、平安時代後期、前九年の役・後三年の役と続いた当地方の戦乱を終結させた源頼義・義家父子にたどりつくようです。

当地方の戦乱を終結させた義家はそののち駒ケ岳中腹に社殿を造り、鏑矢をたてて当地方の平安を祈りました。この祭りはその故事にちなみ、次代をになう子供達がその武勇にあやかり、健康に成長することを祈願して鎧兜に身を固め、神詣でする姿を再現したものであり、昭和11年より続けられている・・と言います。
   
私にとってもしばらくぶりの参拝であり、元気な甲冑姿の子供達の勇姿に見とれました。残念に思ったのは、子供達の姿が少なく女児の姿(巴御前だったかな)を入れても八騎位しか見られなかったことです。

トップの画像は、市内行列の待ち受け場面での様子です。奥州市の宣伝カーが先導し、ゆっくりと進んできました。車の上には、「みちのく平安絵巻 子供騎馬武者行列 5月3日」と大きく書かれてありました。

ここでは、Zプラザアテルイに集合する様子、騎馬姿で市内行列に出発する様子、メイプル前交差点での様子、駒形神社鳥居の様子から順を追って紹介いたします。


子供騎馬武者行列・・・

平安時代後期、前九年の役・後三年の役と続いた当地方の戦乱を終結させたのは源頼義・義家父子でした。義家はそののち駒ケ岳中腹に社殿を造り鏑矢をたてて当地方の平安を祈りました。この祭りはその故事にちなみ、次代をになう子供たちがその武勇にあやかり、健康に成長することを祈願して鎧兜に身を固め神詣でする姿を再現したものであり、昭和11年より続けられています。                     
                                                       ※陸中駒形神社HPより


                                                       2015.05.08 作成


Zプラザアテルイ集合 1 Zプラザアテルイ広場に・・・

午後二時頃、会場であるZプラザアテルイに駐車場に入ったが、空きスペースがないので探していたら、うまい具合に目の前の車が出て行き置くことが出来た。

広い会場スペースのはずだが、危険の表示と共に馬場のスペースが造られ立ち入り禁止になっています。以前見た時は、馬の数もトラックの数が多かったが、今回はそれほどの数ではなさそうです。

Zプラザアテルイ集合 2

しばし待機の時間を過ごしました。神社関係の方と乗馬される方の楽しそうな雰囲気がうかがわれます。

会場に入ってきた子供武者、なんと織田信長のカードを下げていました。思わず側に居られた父親に尋ねましたが、特に抽選等で決まるものではないとのことです。

神社の方から武者姿の皆さん、騎乗される皆さんがやってきました。そろそろ乗馬の時間が迫ります。

Zプラザアテルイ集合 3 Zプラザアテルイ集合 4
Zプラザアテルイ集合 5 目の前の子供武者「豊臣秀吉」、りりしい姿をご両親揃って記念撮影です。たまたまですが、私の側で撮影していましたのでお隣から晴れの姿を拝借しました。

そんなことで正面を向いては居ますが、私のカメラに目線が来ていません。声をおかけしても良かったのですが遠慮しました。
Zプラザアテルイ集合 6 子供騎馬武者保存振興会の皆さん

乗馬される馬一頭に付きそう口取り役の皆さん、しっかり馬を押さえて待機しています。何かのはずみで馬が興奮しますので大切な役割です。

男性の場合は一人でしたが、女性の場合は二名の方が付いていたようです。


騎馬行列の出発 1 14:50 騎馬行列の出発・・・

係の方から出発合図が出されました。先頭を歩く馬は「前行騎馬」の役で、消防関係の方が乗馬されていると思います。

先頭に続き、神職や保存会関係の方々、騎馬武者の皆さんと続きます。

子供達の姿、10人は見えていません。前に見た時より数が少ないと思いました。
騎馬行列の出発 2 騎馬行列の出発 3
騎馬行列の出発 4 たまたまですが、騎乗姿の知人と出会いました。「馬関係の役をしているので乗ることになりました」と笑顔で話して居られました。
騎馬行列の出発 5 役職の方々の次は武者姿の皆さんが続きます。同じ姿の騎馬武者が続きますと壮観です。
騎馬行列の出発 6 騎馬行列の出発 7
騎馬行列の出発 8 最初の子供武者は「織田信長」でした。最初に声をかけたこともあり、しばしそのりりしい姿に見とれていました。

記録が定かではありませんが、「前田利家」「源義経」「??」「伊達政宗」と続いていました。
騎馬行列の出発 9 騎馬行列の出発 10
騎馬行列の出発 11 「伊達政宗」の次に女児が続き、最後のりりしい姿の女官は「巴御前」でした。

翌日の新聞報道によると、参加した子供騎馬武者は八名と書かれてありました。
騎馬行列の出発 12 騎馬行列の出発 13
馬糞の整理係 1 騎馬行列重要な裏方の仕事

馬は生き物です。身体も大きいのですが、排出される大小便も半端な量ではありません。馬を利用した行事には必ず排出物処理の方が付き添います。

道路上に出されたフンを手際よくちり取りでさらい、腰に下げたペットボトルから水をかけて掃除していました。
馬糞の整理係 2

片づけられたフンは、リヤカーに収納され何事にも無かった様に行列の最後尾に付き添って進みます。汚いと思う人には出来ない仕事です。

騎馬行列後尾に、国道に出た交差点で稚児行列が合流しました。馬の歩く速さに付いていく幼稚園児のお稚児さん、短距離なら良いのですが大変そうです。

以前の私なら、全コースの追いかけ撮影をして来ましたが、今の私にはかなり困難です。今回は市内コースを途中省略し、水沢駅から来たメイプル脇の交差点で待ち構えることにしました。
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