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       ユネスコ・平和への祈り・鐘撞き


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「平和の鐘を鳴らそう」の横断幕の前で子ども達に挨拶される稲瀬放課後子ども教室会長及川功一様
ユネスコ・平和への祈り・鐘撞き・・・

十月十六日のことでしたが、ユネスコが提唱する世界平和の鐘を鳴らそう運動が開催されました。参加したのは、稲瀬放課後子ども教室児童(稲瀬小学校)二十五名と指導者の方々、奥州市江刺ユネスコ協会会員有史の皆さんとの合同です。鐘撞きの会場になったのは、奥州市江刺区稲瀬の古刹「曹洞宗廣徳寺」の鐘楼でした。

会を進めるにあたり、廣徳寺の東堂・鈴木道隆和尚様にはユネスコが提唱する平和の鐘を鳴らす運動に快くご賛同を頂き、参加した小学生全員に鐘を突かせますとのお言葉を頂きました。参加した小学生は一年生から六年生までの二十五名、低学年の子ども達が背を一杯に伸ばし、引き綱にしがみつくようにして鐘を鳴らす姿が感動的でした。

トップの画像は、「平和の鐘を鳴らそう」の横断幕の前で子ども達に挨拶される稲瀬放課後子ども教室会長及川功一様です。


世界平和の鐘を鳴らそう運動・・・

平和の鐘は、2000年にユネスコが提唱して国連が定めた『平和の文化国際年』で、戦争や争いのない21世紀をつくっていくために一人ひとりが出来ることから行動していこうという呼びかけが行われ、日本のユネスコが始めました。

                                                        2015.10.29 作成


開会式の様子 1 開会式の様子

稲瀬放課後子ども教室会長・及川功一様から、本日の鐘撞きについて説明がありました。

手前でメモをとられる男性は、一関市の岩手日日新聞記者の方です。

私も期待して翌日の岩手日日新聞を見たのですが、残念ながら記事を見つけることが出来ませんでした。
開会式の様子 2 鐘撞きの実際について説明をしていただく、廣徳寺東堂の鈴木道隆和尚様です。

子ども達は元気よく手を挙げて答えていました。

バックには、ユネスコのテーマである「平和の鐘を鳴らそう」と墨書された横断幕です。
開会式の様子 3 鈴木東堂和尚様から、鐘を突くことの意味と上手な突き方の説明がありました。

世界の皆様の平和を願いまして、一呼吸置いて深呼吸して(落ち着くためにです)突きます。最後に、南無釈迦牟尼佛と言います。

鐘の音がゴーンときれいであれば心がきれいになる。どうすればきれいになるか、和尚さんが突いて見せますから・・。
開会式の様子 4 鐘楼の前で、梵鐘が寄贈された経緯が説明されました。

この鐘を作ったのは、世の中の全ての人に対して、心安らかになるように願って作りました。そして、この鐘を作った人が寄付したのです。

鐘を突くと、この音が山や野原に響き渡って、そこに住むありとあらゆる生き物全ての心の中にしみ通っていく。

そのタイミングに合わせて、みんなの一日一日が安らかであります様にと言う願いを込めて作ったのです。


子ども達一人一人の鐘撞き・・・

和尚様のお話は続きます。・・右左に分かれて全部に突かせますから・・。小さい人、届かないと突けません。突けない人は大人の人に持って貰わないといけません。と言うことで、補助係には女性職員のOさんが担当しました。ここからは実際に鐘を突く子ども達の様子を紹介します。残念ですが、全員の鐘撞きを撮影できなかったこと、ページで紹介出来なかったことをお詫びします。

東堂・鈴木和尚様による鐘撞き

最初に廣徳寺東堂・鈴木和尚様による鐘の突き方の実際について説明がありました。最初は後ろで見ていたのですが、どうしても表情の撮影がしたくて正面に向かいました。

和尚様でも緊張するのでしょうか(失礼) 毎日朝夕二回の鐘撞きをなさっている鈴木東堂様、引き綱をがっしりと掴み後ろに引き、「ごーん」と言う澄み切った音が響き渡りました。

側に居た子ども達には突然の大きな音です。思わず耳をふさぐ子ども達が居ても不思議ではありません。

鐘撞きの第一番目は六年生です。目を大きく開けて、くいいるような表情で鐘を突きます。
思わず耳をふさぐ子ども達 子ども達一人一人の鐘撞き 1
子ども達一人一人の鐘撞き 2 六年生の次に可愛い一年生の女の子の番になりました。残念ですが、引き綱に手が届いても後ろに引いて鐘を鳴らす動作は無理でした。

ここでは画像で紹介はしませんが、後ろに控えていた補助係のOさんに抱きかかえられての鐘撞きです。

次からの子ども達は、何とか自力で引き綱を後ろに引き離すと、「ごーん」といい音がして思わずニコリとします。中には手を離す前に引き綱が動き、「こーん」と可愛い音がする時もありました。
子ども達一人一人の鐘撞き 3 子ども達一人一人の鐘撞き 4
子ども達一人一人の鐘撞き 5 子ども達一人一人の鐘撞き 6
子ども達一人一人の鐘撞き 7 「えいっやっ」とばかりに引き綱を前に動かし、鐘を鳴らします。側で見ている子ども達も、自分の時にはしっかり出来るだろうかと不安に思いながら見ていたはずです。
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