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     2015稲瀬芸能まつり・権現舞群舞


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獅子頭を左手に持ちこれから衣をかぶる直前の様子

2015稲瀬芸能まつり・権現舞群舞・・・

十一月は文化の日に代表されるように、各地で一年間の活動のまとめを兼ねて作品展や芸能活動まつり等々が発表されます。中でも訪れた皆さんの心を捉えるのが、地域に伝わる伝承芸能の発表です。保育園・幼稚園の子ども達の愛らしい活動発表、小中高生徒の力強い演技の場、そして、ベテランの域に達した地域の古老(失礼!)による、心に迫る迫真の演技が郷土芸能の見せ場であると言えます。

奥州市江刺区は、郷土芸能の宝庫とも言える数多くの団体があります。地域巡りの順番で毎年発表会が実施され、私も追っかけならぬ撮影に追われた時期がありました。体調を崩してからは体力と気力が続かず、休んでいるのが現状です。

十一月八日(日)のことでしたが、家の隣にある体育館で稲瀬芸能まつりが開催され、行事の開会式典の後に権現舞群舞が行われました。権現舞群舞は集落代表の方が何組か参加し、恒例の悪魔払いを実施するものです。毎年行われていますが、今年は我が家の権現様(獅子頭)が魂入れをするとあって、本腰を入れての撮影になりました。

ここでは、開式の様子、下舞の様子、権現舞の様子の三場面をまとめてみました。

トップの画像は、獅子頭を左手に持ちこれから衣をかぶる直前の様子です。向かって右側の権現様が我が家の獅子頭です。
                                                       2015.11.30 作成


開会式 1 開会式・・・

ステージ前に五団体の権現様(獅子頭)が置かれ、廣野振興会等の挨拶で芸能まつりが開会されました。

従来は体育館フロアに作品展示等があり心なしか狭い感じがしましたが、昨年から新装なった隣の地区センターに作品等が置かれるようになり、十分に広い活動スペースが設けられています。
開会式 2 開会式 3
開会式 4 上左画像は参加団体の権現様ですが、画面の関係から全部の地域が紹介出来なかったのが悔やまれます。

上右画像は祭壇と供物の様子です。側に寄せられた権現様を組み合わせて見ました。

左の画像は全員で礼拝する場面です。
開会式 5 参加は五団体なのですが、右側から四団体しか画面に入れられません。お許しください。

前列の彩り衣装をまとった方々が、権現舞の後ろ部分を担当する「下舞」の皆さんで、後ろに見えている方々が獅子頭を手に持ち舞う方々です。

下舞場面・・・

今まで見てきた権現舞では権現様を携えての舞の前に、その場を清める意味での舞から始まります。笛、太鼓、鉦の囃子にあわせ、扇を手にもった舞手がゆっくりとした動作で舞います。これを「下舞」と言います。
お囃子の皆さん お囃子のメンバー・・・

左から鉦、太鼓、笛の三名の皆さん。太鼓の方は力強く太鼓を叩き奈良が謡を唱えます。

ここからは、下舞の方の所作を可能な限り記録してみました。
下舞 1 うまい具合の配置になった権現様と下舞の方です。右手の扇を使って大きな動作で舞います。

太鼓のリズムの途切れ等で、扇等を投げ上げる場面が予測出来るのですが、今回は失敗でした。

扇を手にしての舞から始まりますが、最初扇が右手にありますが左手に移動し、右手に持った小型の錫(?)を頭上に高く投げあげます。この記録も失敗でした。

下舞 2 下舞 3
下舞 4 下舞 5
下舞 6 下舞 7
下舞 8 下舞 9
下舞 10 時間にして五分ほどの舞ですが、演じきってほっとしている様子が伺われます。
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