首もげ地蔵・・・
手倉御番所跡から少し進んだ場所でバスを降りました。道路脇にある小さな石碑群が見られました。よく見ると、路傍の片隅にある地蔵さんですが首に相当する部分が見えないのです。すとんと首がもぎ取られて感じでした。奥州市衣川地区に鎮座する磐神社の境内にも首無し地蔵がありますが、身体の下に首が置かれてありました。地蔵さんといえども、人型の彫り物で首が無いのはあまり気持ちの良いものではありません。
頂いたガイド資料には次のように書かれてあります。・・ある時、番所を破った罪人が極刑となった罪人は、地蔵様の前に座って念仏を唱えた。すると役人が切ったのは、罪人の首では無くこの地蔵様の首であり、細沼の中に埋もれたと言われている。明治2年の関所廃止により地蔵様は現在の場所に移った・・。身代わり地蔵、このような話しは民話としてよく聞かれますが、この場所に首があるのでしょうか、興味があります。
ネット資料で首もげ地蔵を調べていたら、同じような記事を見つけたので転記します。
・・仙北街道は罪人を藩外へ追放する道としても利用された。かつて罪人を「首もげ地蔵」の地点で追放したとある。ある時、極刑の罪人が首を落とされる前に地蔵様の前で念仏を唱えていた。関所役人が切ったのは、罪人ではなく地蔵様の首だったという。逆に仙台領から追放され秋田藩に入った罪人もある。その最たるものは怪盗「彦六」である・・。
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