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      散策ツアー・於呂閇志神社奥宮 

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ひっそりとした佇まいを見せる於呂閇志神社奥宮
散策ツアー・於呂閇志神社奥宮・・・

今まで行きたくても行けなかった憧れに近い場所です。以前に山道に入ったことがありましたが、道路脇の草や柴木が車にこすり、これでは車体に傷ががりがりと付きますので断念したことがありました。今回はそんなことが無くすいすいと上ることが出来ます。私達は中型観光バスで上りました。運転される方は必死だと思われますが、自分も運転する立場ですから怖いなあと思いながら乗って居たことは事実です。


奥宮駐車場までバスが行く・・・

中型観光バスは、胆沢ダム於呂閇志神社奥の宮駐車場を目指して快調に走ります。最高の好天に恵まれ、一段と色づいているダムの奥地は絶景かなあーと叫びたくなるほどの風景でした。ここでも、ガイドにあたる亀井さんのお話に耳を傾けながらのとライブでした。

・・・若干歩きます。100m位歩きます。ここだけは歩かないとね・・・。そう言うお話しを聞きながらバスはぐいぐいと坂道を登り、猿岩頂上付近にある駐車場に到着です。

ここからは自分も歩かないと奥の宮までは行くことが出来ません。よっこいしょっとかけ声が出てきました。参道入り口からは道路から奥の宮へは細い山道になるので、撮影しながら黙々と歩きました。

ここからは会長の鈴木さんに説明が変わります。

・・・里宮が土橋にあって、明治の初めから向こうで拝めるようになりました。ここは奥の宮と言うことで、階段を下りた所に裏参道がありまして隧道をくぐってから登ってくる所と、隧道の前から登ってくる表参道の両方がありました。

ここは4月の29日にお祭りがありますが、この辺に一杯ある雪椿とクマザサ???、先神様ですから一年の豊作と、当時は農耕馬を使ったので病気にならないようにクマザサと一緒に・・水口・・に刺して、今年一年の豊作と馬も健康でとのお呪いで、ここからお札を貰って椿とクマザサとお札を水口に刺していました。

今でも時々田んぼに水が入る頃、やっている所も見られます。その当時はここは、参拝に来られる方が多かったと言われています。

この神社は延喜(ぎ)式・・といいまして、朝廷が選んだ全国には五千以上あったものの内の一つです。胆沢には七ツありまして、胆沢川が中心になっています。丁度この下に弘法大師が寝たという枕石もあります・・・。


鐘があって誰かがならしたようです。鐘の存在には私は気がついていません。偶然でしょうが、この瞬間もの凄い風が吹き荒れたのにはびっくりです。しばらくゴーッと言う音しか記録になって居ません。しばしの間、それまで穏やかであった奥の宮周辺は強風にあおられていました。天気がよくて最高でした。

猿岩橋の上から見たダム上流方向 猿岩橋の上からダム上流方向を眺めました。逆光線気味ですが、湖面に反射する光が何とも言えない素晴らしさでした。
参道入り口道路の終点、左端に入り口が見えています 正直の所はらはらしながら乗って到着した終点がこの駐車場でした。

直線は良いのですが、カーブががきつく中型車両の車輪巾がぎりぎりだなあと思った程です。

プロの運転ですから、余計な心配だったのですが、やっぱり怖かったのが本音でした。

参道入り口 駐車場から少し下がった場所に、奥の宮への参道上り口がありました。雑木とブナの木の間を通り抜け、それ程きつくない道路です。

樹間の木漏れ日が何とも言えない雰囲気をかもし出してくれます。大人数ですと不安は無いのですが、もし一人で訪れたとすると、クマとの遭遇が心配になる山奥でした。

しかも、道路には主食になるブナの実が沢山落ちていました。そしてその殻の中には肝心の種子が見当たらないのです。鈴木さんとも帰りながら話しましたが、種子の無い実の殻はあり得ないので、エサとしてクマが食した後だと思いましたから。
奥宮への樹間道路 1 奥宮への樹間道路 2
奥宮社 1

・・・この於呂閇志神社の字がね、門構えに下という字が、閉めるじゃ無いですよ。おろへしとなりますが・・。

里宮が土橋にあって、明治初めから向こうで拝めるようになりました。ここは奥の宮と言うことで、階段を下りた所に裏参道がありまして隧道をくぐってから登ってくる所と、隧道の前から登ってくる表参道の両方がありました・・・。

扁額が下に落ちてあり、それを手にかざしての説明です。

この神社は延喜式・・といいまして、朝廷が選んだ全国に五千以上あったものの内の一つです。胆沢には七ツありまして、胆沢川が中心になっています。

奥宮社 2 奥宮社 3

ここは4月の29日にお祭りがあります。この辺に一杯ある雪椿とクマザサ??。先神様ですから一年の豊作と、当時は農耕馬を使ったので病気にならないようにクマザサと一緒に、その家で最初に田んぼに入る・・水口・・に刺して、今年一年の豊作と馬も健康でとのお呪いで、ここからお札を貰って椿とクマザサとお札を水口に刺していました。ちょっと聞き取れなかった部分です・・。

今でも時々田んぼに水が入る頃、やっている所も見られます。その当時ここは、参拝に来られる方が多かったと言われています。

樹間から眺めるダムの景観 1 しかし、樹間から眺めるダムの景観が素晴らしいのです。画像ではほとんど確認出来ないのですが、人の目というものは不思議なもので、じっと瞳を凝らして見通すときれいな湖面が見えてきます。

丁度この下に、弘法大師が寝たという枕石があります。

鐘があって誰かがならしたようです。鐘の存在には私は気がついていません。偶然だが、この瞬間もの凄い風が吹き荒れたのにはびっくりです。しばらくゴーッと言う音しか記録されていませんでした。
樹間から眺めるダムの景観 2 樹間から眺めるダムの景観 3

バスまで戻る一行 鈴木さんと一緒に歩いましたが、何か地面から拾っています。

ブナの実だと言いますが、ほとんど実が入っていないのです。

虫に食われたか、熊が食べたのか、中に実が入っていない。

実が入っていないということは、熊の食べ物が不足することになる。また来年も人里に出ることになりそうです。

この通路に沢山殻が落ちていましたし、発芽したばかりのブナの苗も見えていました。
乗用車と中型バスの対比 やっと待っていてくれたバスまで着きました。

乗用車と中型バスの対比ですが、車輪の巾を見ても、かなりバスが大きいことが分かります。

この登山道路は、中型バスが限界でした。来年良い季節の時に、私も車で来てみたいなと思います。
砕石などをがっちりと踏み固めた道路 舗装ではありませんが、砕石などをがっちりと踏み固めた道路でした。

この場所は道路幅が広いのですが、突き当たりのカーブの辺からはかなり狭くなってきます。

ドライバーさん、ご苦労様でした。

猿岩橋から見た猿岩 1
猿岩橋から見た猿岩 2
おわりに・・・

最高の景観であった於呂閇志神社奥宮訪問でした。今まで何回もこの場所に来ていますが、すっきりとした秋晴れの景観を初めて撮影しました。この画像は、バスの窓越ガラス越しですからかなりフィルター効果が出ています。

また最後の画像の山頂付近に、室内ガラスの反射部分が見えていますがお許しください。
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