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恵比寿舞・・・ 恵比寿面を着けた一人舞。釣り竿を上手に操って鯛釣りをする。漁村では欠かすことの出来ない舞。 面をつけ、烏帽子をかぶり、釣り竿をもった恵比寿舞である。津の国神崎が浦の出身と名乗り、鯛釣りをする。漁村ではえびす信仰と結びつけられている。釣り竿を用意し、釣糸をたぐり、真っ赤な鯛を釣るが、見物している人々がプロの漁師さんばかりだから、演じている神様も緊張するらしい。釣り上げた鯛にとどめの一撃を加えるにも、さまざまな技巧がもちいられている。 海岸地方で欠かされない大事な舞であるというのも、現場にいるとひしひしと伝わってきます。内陸部での神楽で演目としてはあっても、実際には見たことがありません。 |
恵比寿様登場・・・ 胴取りの威勢の良い太鼓に合わせて、幕を持ち上げて恵比寿様が出てきます。右手には扇、左手には釣り竿を持ちにこやかな表情で一舞してから舞台に座ります。 |
仕掛けつくり・・・ 釣り竿には釣り糸が巻き付けられていますので、最初にそれをほぐします。 次に釣り糸を竿の先に結ぶ仕草を見せます。そして、糸の張り具合をはじいて確認します。 胴取りの所に行き、太鼓の縁に釣り糸の先を叩きつける仕草をしますが、これは釣り針を作っているところだと思います。今回は見られなかったのですが、糸の先釣り針の様に曲げている場面も見たことがあります。 最後に作った仕掛けの強さを見るのでしょうか、背中に掛けて引っ張っています。 |
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