龍泉洞に生息するコウモリは、1938年に洞穴とともに国の天然記念物に指定されました。許可無く捕まえることはできません。見つけても離れて観察するだけにして、そっとしておきましょう。この蝙蝠穴には、特にコキクガシラコウモリが多く住んでおり、夕方にはたくさんの数の飛び出しを観察できます。
蝙蝠穴は照明や人の気配を嫌うコウモリが安心して休息するための特別保全区域です。夕方には一斉に飛び出して、近くの森の中や渓流でたくさんの虫を捕らえて食べ、明け方までに洞内に戻ります。飛んでいる虫がいなくなる長い冬は、体温を下げた冬眠で乗り切ります。