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       一関市長徳寺・不動尊蘇民祭


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藤沢町・長徳寺不動尊蘇民祭・・・

◎名称
  蘇民祭、蘇民祭修行、ご縁日。

◎由来伝承
  明治二十七年十二月四日付で、油島から不動尊を当時の二十円で譲り受けた際に、祭りもついてきた。譲り受けたこ
  とについては、証文も残っている。

  昔は正月二十七日から二十八日にかけて行われた行事でもあり、おこもり、二十八日午前一時より別当登り、二時よ
  り鬼子登り、三時より柴燈木登り、四時より袋ねじりの順に行われていた。昭和二十四年から三十年の間、蘇民袋争
  奪戦をしていた。夜中四時頃に不動尊から袋を出し、山門をくぐり、前の川までもみ合った(ねじった)。中断中も、鬼子
  登りと柴燈木登りは行った。

  祭りの内容について次のように伝えられている。サイト(柴燈木)の煙が東へ行く年は、冷害。西へ行くときは豊作であ
  る。ヤクネン(厄年)に人たちがつけるゴマ木は、付けた人の厄を託してサイトを焼くのである。テガイ(手木)は不動明
  王の宝剣をかたどったものであり、家に持ち帰りカナンヨケ(火難除け)とする。

◎実施時期
  旧正月二十七日から二十八日。

◎実施場所
  藤沢町保呂羽、長徳寺境内。

  (※岩手の蘇民祭から)

◎2010岩手藤沢町長徳寺・不動尊蘇民祭
  すでに県内の著名な蘇民祭は終了していますが、3月初め現在でまだ二カ所で未実施でした。3月7日は藤沢町長徳
  寺、17日は早池峰神楽で有名な早池峰神社蘇民祭が行われる事をネット資料で知りました。

  蘇民祭は、厳冬期の夜間に行われる男衆の荒々しい水垢離や蘇民袋争奪戦で知られています。今回訪れた長徳寺・
  不動尊蘇民祭では、争奪戦がなく和やかな雰囲気の中での御祈祷であり、御祈祷終了後はプロの落語家を招聘して
  の「寄席」が組まれていました。