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6月11日の様子 9 11:04・・・卵の形が少し変形

卵の中の幼虫の成長はあまり変化がありませんが、真下から見た時の様子に変かがありそうです。
6月11日の様子 10 何となく底の方(葉に付いている部分)が厚く、上の方が薄くなっている感じです。ここら辺は良く分かりません。

6月11日の様子 11  14:40・・・孵化

卵の内部がどんどん黒くなっていきます。ちょっと見にはまだ良いなと思っていたら、見事に大失敗です。何とすでに卵の殻を食い破り幼虫が外に出ていました。

これには参りましたが後悔は何とかであり、目を離してマクロの目で確認しなかったことが大きなミスでした。
6月11日の様子 12 卵の殻を食い破り、外に出てきたあたりで気がついたことになります。食い破った殻の大きさ、孵化した幼虫が這い出る隙間なのでしょう。

卵の殻の底には黄色の点状のものが見えていますが、これは何なのでしょうか。予測として、親のチョウが葉に産み付ける時に接着の働きをするのかなあと思いました。

見た目には、卵の下の部分が葉にべたっと付いているように見えています。卵の付き方が面接着なのか、点接着なのか不明です。こんなことはじめて考えてみました。関係の無いことなのですが、気になりました。

孵化した幼虫はしばしそのままの状態ですが、何となく卵の殻を食べるような仕草を見せています。
6月11日の様子 13  6月11日の様子 14
6月11日の様子 15 孵化した幼虫と残された卵殻の対比です。同じ様な画像を三コマ並べましたが、じっと見ていると微妙に位置関係が違ってきます。
6月11日の様子 16 6月11日の様子 17
6月11日の様子 18 食い破った卵殻の底に見えている黄色の粒は何なのか、すごく気になりました。

次に撮影する機会があったら、卵殻を少し分解して調べてみたいなと思います、しかし、言うは易く何とかなのかなあであり、卵の大きさが直径1ミリほどですから確認するのは難しいだろうなあと思います。

6月11日の様子 19 21:19・・・卵殻が無くなる

ひょいと見たら卵の殻も幼虫も見えなくなっています。じっくりと探したら、幼虫は葉の表に居ました。肝心の卵の殻が見当たりません。

撮影した画像を精査したらありました。と言うよりも、殻を食べてしまいほんの一部が葉について残っていました。マクロの目でなければ見つけることは不可能です。

下の画像は、葉の表に居た幼虫の姿です。これから葉をもりもり食べて大きくなっていきます。現在の大きさは5ミリほどです。
6月11日の様子 20 6月11日の様子 21


おわりに・・・

今回はじめてチョウの卵の孵化を撮影しました。産卵後はきれいな黄色だったのが、中で幼虫が成長するにつけて黒っぽく色が変化し全体に拡がっていきます。私の場合は五日後に孵化して幼虫が誕生しましたが、気温等の条件により孵化が遅れることがありそうです。

次の課題は、今回生まれた幼虫が大きくなりサナギになり、やがて羽化して親になると子孫を残すために産卵します。七月頃になると思われますが、また孵化の様子を撮影出来る機会に恵まれるかもしれません。その時はじっくりと目をそらさずに見て孵化の瞬間(卵の殻を食い破る)を何とかして撮影したいものです。

幼虫の現在の様子を紹介致します。

左の画像は、6月11日に孵化した幼虫の25日現在の様子であり、測定したら全長24ミリ、最大幅が8ミリあります。

右の画像は、卵を産んだ時すでに幼虫の状態であり、比較のために並べたものです。全長が52ミリ、最大幅が15ミリある巨大な幼虫です。間違って触ると、頭部から二本の角を出しくさい臭いを出して威嚇します。もう少し大きくなると、サナギになり羽化を待ちます。サナギになる瞬間や、チョウになる羽化の瞬間も楽しみになります。

クロアゲハの幼虫 1 クロアゲハの幼虫 2
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