アブラゼミの幼虫羽化に戻る →

   

location:uchinome.jpトップ>マクロの目アブラゼミの幼虫羽化>その2

 サイトマップ


羽根の拡がり 1 18:00・・・ 

四枚の羽根がどんどん伸びていきます。これは垂直にしがみついていることで、体液(血液)の流れが羽根の隅々まで行き渡り、所定の長さに伸びて行くのだろうと思いました。

青色と言うよりも薄緑色に見えますが、昆虫の血液が赤血球では無く、銅イオンの色であったと昔学習したことを想い出していました。

ここでは伸びて行く様子をたどってみました。
羽根の拡がり 2 羽根の拡がり 3
羽根の拡がり 4 羽根の拡がり 5

19:12の様子 1 19:12・・・ 

四枚の羽根が完全に展張し硬化を待ちます。緑っぽい部分が減り、アブラゼミ特有の茶色が目につくようになります。しかし、まだまだ薄緑色が気になります。
19:12の様子 2 19:12の様子 3

19:15の様子 1 

19:15・・・ 

少し目を離した隙に、殻から離れて安定した場所にしがみつき、身体の硬化を待っていました。

19:15の様子 2 19:15の様子 3

21:55の様子 1

21:55・・・ 

コンクリート土台で身体の固まりを待つ。寝る前にどうなっているか、のぞいてみました。

幼虫当時の抜け殻から離れた場所に留まったいたので、抜け殻とは別に画面を構成してあります。

ちょっと見にはほとんど成虫と変わりが無いと思います。ちょっとでも異変を感じれば飛び立つのかもしれません。それではまずいので静かにそっとしておきました。

翌朝早めに確認しましたが、すでに飛び去ったらしく、付近のどこにも見当たりませんでした。一晩経過して、無事に成虫の身体になったものと思われます。

気のせいでしょうか、今年のセミの出現は少し早かったのかなあと思います。うるさいくらいのセミの大合唱が夏を告げていましたが、この頃はあまり聞かれません。山手の方やお寺の境内等に出向くと、まだまだ盛んに大合唱が聞かれます。

21:55の様子 2 21:55の様子 3


おわりに・・・

昨年もそうでしたが、何故かセミの抜け殻が同じ場所に集中するのが見られます。これは何故なのでしょうか。今年も探したら、集中したのがありました。でも、今回見つけたのは凄まじく、、他にしがみつく木の枝が沢山あるのに、こんなのはどう考えてもおかしいのです。どのようにして羽化していったのか、現場を見たかったなと思いました。
羽化する場所も住宅難ですか・・。
                    ページの最初に戻る →