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       奥州市江刺区・大雪の地蔵様


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奥州市江刺区・大雪の地蔵様・・・

1月26日はしばらくぶりの大雪になりました。岩谷堂地区の古刹「松岩寺」入り口の六人のお地蔵様の姿ですが、頭の上に20センチほど雪を乗せていますので表情が見えなくなっています。

正面から見ると顔が雪に埋もれ、やっとお二人の目の部分が見えていました。あとは真っ白な雪に埋もれ、表情はおろか顔すら分かりません。この地蔵様のお顔は2014年6月に撮影したのみであり、その後は側を通過することがあっても意識して拝んだことはありません。今回は門口道路の除雪をしながらふと思いついての訪れでした。

トップの画像は、どっぷりと雪に埋もれたお地蔵様の姿です。親切心で雪を除けるのは容易いことですが、あるがままをそっとしておくのも自然の成り行きです。お寺関係の者ではありませんので、六人のお姿を観て撮影させて頂きました。
                                                        2018.01.30 作成

大きすぎる雪帽子を目深にかぶり、じっと立ちつくす六人の地蔵様。

かなり雪が多いので境界がはっきりしません。目の前の矢車も六本立っていました。

眼差しが何となく分かったのは、左端と右端から二番目の地蔵様のみでした。

あとはすっぽりと雪の中です。
左端の地蔵様、目と口元が何とか分かるのみです。その隣の地蔵様は、すっぽりと雪に覆われていました。
右側から眺めた六人の地蔵様、六地蔵尊の石碑の頭も覆われていました。

おさいせん箱はすっぽりと雪に覆われています。
地蔵御和讃の看板ですが、改めて読み下すと、心が締め付けられる記述になっていました。

これはこの世のことならず 死出の山路の 裾野なる 賽の河原のものがたり 聞くにつけても 憐れなり・・・。

以下物語が続きます。読んでいるうちに涙が出てくる私です。

           合掌

チームカラーの青色(侍色)よだれかけをお地蔵さんに下げた遊び心を見つけました。

お地蔵様もサッカー応援・・

2014年6月に撮影した初夏の頃のお地蔵様です。大雪の姿からは想像だに出来ないお姿です。以前にトップページ画像に使用したことを思い出し貼り付けてみました。

江刺区岩谷堂の市街地を車で走ったいたら、とある寺院の入り口に立つお地蔵様に視線が行きました。お地蔵さんには赤いよだれかけが下げられているのが普通ですが、このお寺の門前に並ぶ六体のお地蔵さん、青いよだれかけに日の丸が縫い付けられています。

今日はサッカーワールドカップ日本代表の初戦の日でもあり、日曜日ともあってテレビの前で大勢のフアンの皆さんが勝利を期待して見ているはずです。お寺の住職さんの発想でしょうが、チームカラーの青色(侍色)よだれかけをお地蔵さんに下げた遊び心に敬意を表すると共に、サッカーの試合に期待する執念と言いますか、心がこもっているなと思いました。

このお地蔵さんは話題になり、テレビの取材を受けて過日放映されたと言います。あまりサッカーに関心の無い私でしたが、息子と一緒に撮影してきました。         
                                                          (2014.06.15 撮影)