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location:uchinome.jpトップ>自然の表情動物の表情八戸市・蕪島のウミネコ>その2

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5月末の蕪島の様子です。四月始めに訪れたときは全島ウミネコの姿で埋まった居たのですが、あらから二カ月ほどで島に生えている「ノラナタネ」が大きく成長し1m程になっていましたし、今を盛りと黄色の花が咲き誇っていました。遠くから見る蕪島は、黄色と緑に覆われた大きな丘になっていました。

ウミネコの姿が減ったように思えたのは、成長した草の下で産卵と育雛に専念(?)していますので隠れて見えないのでした。もちろんですが、岩場や石灯籠の上、島の通路部分には数多くのウミネコの姿が見られます。そして、何よりも気に入ったのが可愛いヒナの姿です。

蕪島への入り口参道ですが、4月始めとは違い鮮やかな緑と黄色で覆われていました。
5月末の鳥居と参道入り口。 おなじみの八戸小唄の石碑。 咲き乱れる「ノラナタネ」に覆われた参道階段周辺。


歩道から見た島の先端部分です。四月始めに見たときは、一羽一羽のウミネコが見えてその数に圧倒されました。この場所にも居るのですが、「ノラナタネ」の下になり外部からは見ない状態になっています。

丁度ヒナが孵ったときでもあり、1m位に成長した「ノラナタネ」の根元に親子のウミネコがひっそりと居ます。近くに行けば分かりますが、遠目にはその様子が分かりません。ウミネコにとっては、外部から発見されない絶好の子育ての場所です。

島の上から見下ろした様子 1 島の上から見下ろした様子 2・・白い点々がウミネコですが、ほとんどは草の下に隠れています。


ウミネコの卵、ウズラの卵模様で、鶏卵よりちょっと大きめです。 島の上にある歩道をゆっくり注意して歩くと、あちこちにウミネコの卵を見つけることが出来ます。画像でお分かりのように、ウズラの卵のような模様があり、大きさはニワトリの卵ぐらい(ちょっと大きめ)のようでした。

産卵数は2個が平均的であり、抱卵後25日位で孵化が始まると言うことです。
草の中にいた二羽のヒナと孵化前の卵。 草の奥にヒナが2羽と卵が見えています。暗い場所なのではっきりしませんが、中央にあるのが卵です。この時は3個産卵したことになりますか・・。
孵化後の卵の殻。 歩道の上に転がっていた卵のむけ殻です。卵の中央からヒナが出てくるのでなく、先の方から孵化して出てくるのでしょうか・・。
孵化できなくて死んだヒナ。可哀想な画像ですが・・・。 ちょっと可哀想な画像ですが、舗道上にあった卵殻に包まれたままの死んだヒナです。クチバシや大きな目がはっきりとしていますし、足と翼の部分が分かります。

あと少しで孵化できたはずなのに、何かの原因でこうなったのでしょう。新しい生命の誕生・・、自然界でも大変厳しいものだといえます。ちょっとした手違いで、生まれでることが出来なくなります。
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