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location:uchinome.jpトップ>自然の表情>風景の表情2008紅葉を訪ねて平泉町・毛越寺その2>その3

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私にとって常行堂はおなじみの場所でもあります。いつもは静かなたたずまいを見せていますが、一月二十日に行われる二十日夜祭では多くの人出があり立ち入ることさえ出来なくなります。男衆が松明をぶつけ合い、勇壮な蘇民袋争奪戦が行われる場所になります。

二十日夜祭の儀式で、堂内では「延年の舞」が奉納されます。堂内に入るのと撮影は許可された方のみで昨年は断念しました。お役所の報道カメラマンでも入られなかったのですから仕方ありません。もちろんですが、ストロボ撮影なんて不謹慎ですから出来ない相談です。しかし、厳粛な場での延年の舞を見てみたいなと思います。

常行堂・・・
この堂は享保十七年(1732)、仙台藩主伊達吉村公の再建。本尊宝冠の阿弥陀如来、脇土四菩薩、奥殿に摩多羅神をまつる。祭礼は正月二十日で、古式の修法と、法楽としては重要無形民俗文化財「延年」の舞が奉納される。

常行堂 1・・・入り口正面からの眺めです。 常行堂 2・・・お堂の左側の広場から鑓水の方を望む。ここの木漏れ日もきれいでした。
常行堂 3・・・以前の常行堂があった場所です。 常行堂 4・・・以前の常行堂のあった場所と鐘楼のを方向を望む。


ふらりと訪れる私も、この池の周辺の情景が大好きです。資料によると、東西180m南北90mの楕円形の池です。私のいつものコースは、南大門跡から左に折れ(西側)築山の側を通り開山堂まで向かいます。開山堂の東側は、あやめまつりの時期には色とりどりのあやめの品種が植えられています。

開山堂から北側に進み、今は姿を消した寺院の礎石を見ながら遣水の流れ、そして常行堂へと向かいます。常行堂から東側の池の畔を歩き一巡コースが終了します。紅葉を撮影するとき、一番印象に残る場所が池の東側通路付近になります。逆光線に映えるカエデの葉を池の水面に重ねると、ここだけは違った空間になり時間の経過を忘れるほどです。

池の周囲は距離にしておよそ1km程もありますか、訪れた皆さんも散策しながら写真撮影したりする姿が見られます。
三年ほど前の二十日夜祭りの時、雪の積もった池の畔で撮影したことがあります。昼の情景とは違った墨絵のような画像が印象に残っています。


大泉が池・・・
塔山を背景にした典型的な浄土庭園で、池は南大門から中島、さらに円隆寺へと続く二つの橋で東西に二分される。毛越寺のシンボル的な存在の大泉が池で、かつて、この池に龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の船を浮かべ、管弦の楽を奏したという。

州浜・・・
やわらかい曲線を描いたような州浜と入り江は、海岸線の砂浜の優雅な美しさを表現しており、池の西南隅築山に対照させた景趣として見逃せない。

出島石組みと池中立石・・・
荒磯の趣を表した出島。その先端の飛び石には、約2.5mの立石を中心とする石組みがあり、庭の景観中最も印象的である。

大泉が池 1・・・南大門跡広場から対岸の鐘楼跡を望む。水面に反射した木々がきれいです。 大泉が池 2・・・人工的に作られた州浜の部分です。
大泉が池 3・・・お気に入りの場所でのカエデの紅葉。 大泉が池 4・・・紅葉越しに鐘楼跡のほうを望む。
大泉が池 5・・・出島石組と池中立石。 大泉が池 6・・・石組みを手前から俯瞰してみました。
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