2012早池峰山・秋の訪れに戻る

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小田越・・・

河原の坊から2km程東に位置する小田越登山口(標高1220m)まで進んでみました。案内によるとこの場所には駐車場が無いことになっていますが、登山グループの中型がバスが道路脇に止まっていました。南側には山小屋(監視員詰所)があり、山岳監視人がモノスコープを使用して見上げていました。「登山者が見えるのですか?」とお聞きしたら「見えますよ」とのことです。

河原の坊から見上げた場合と違い、山頂にかかる雲が無くきれいに見渡せました。


小田越登山口・・・

監視員詰所から見下ろした登山口です。背景には岩場が拡がり、河原の坊登山口よりはなだらかな感じがします。

案内板によると、山頂までの標高差が700m程あり、上り2:20時間、下り1:50時間とありました。

登山道入り口 国定公園・早池峰山の石碑と背景の登山道です。河原の坊とは違い、この地は分水嶺になっており沢などが見られません。

熊笹の中にある木道が続いていましたので、少しばかり歩いてみました。木材の表面は滑り止め用の切り込みがあり、歩いている内に靴底の泥などが取れます。

歩きやすかったので、もっと先までと思いましたが登山ではないので引き返しました。
二本の木道 1 二本の木道 2
南側にある監視員詰所 南側にある監視員詰所です。車が二台ありましたので、常時交代で監視されていると思いました。一般車両は乗り入れ禁止であり、入り口にはロープが張れていました。

幾分高い場所にある監視員詰所山の脇から、望遠レンズ(200mm)を使用して登山道がれ場を見上げました。雲がかかっていないこともあり、ここからの眺めは最高でがれ場の登山道がはっきりと見えます。撮影した登山道画像を拡大すると、数人の登山者が見えており垂直登坂の岩場付近まではっきりと見えます。同じような画面ですが、並べてみました。

最後の画像は、鉄ばしごで登る岩場付近の切り出し画像になります。少々荒い画像になりますが、梯子を登り切った登山者がオレンジ色ヤッケを着ているので分かります。

小田越登山道 1
小田越登山道 2
小田越登山道 3
小田越登山道 4
小田越登山道 5
小田越登山道 6・・:画面中央上にオレンジ色の方二人が確認できます。

おわりに・・・

小田越コースならば、山頂まで登らなくても景色や高山植物等が撮影できそうです。学生時代に登ったのは夏休みでした。登山道脇の花に舞い飛ぶ、高山チョウ「クモマベニヒカゲ」の可憐な姿を見たことが今でもはっきりと覚えています。出来ることならば、がっちり撮影したいものです。

撮影した画像から登山者を捜すには、はっきり分かる周囲から目立つ色、青やオレンジが最高だと言うことに気がつきました。肉眼では厳しくても、モノスコープや双眼鏡を使用すると、登山道を移動する服装の色と周囲の違いではっきりと分かります。

緊急時の救助等が必要な場合、仲間や救助隊からいち早く発見されるのが肝心であり、服装の色は大事であると思います。登山等をしない私の場合、ほとんど地味な色合いの服装で歩いていますが、周囲と同じ色では緊急時には対応できないなあと思いました。目立つ服装ですと、勝手な行動も見られます。周囲に迷惑になる行動を抑制するためにも、野山の中での撮影には留意しなくてはと思いました。

タイトルを早池峰山秋の訪れとしましたが、肝心の紅葉がまだ早くがっかりでした。撮影から十日以上経っている今、やっと紅葉が見頃になっているようです。帰りは小田越から遠野側に降りましたが、舗装道路ではない砂利道でかなり大変でした。

                                                       (2012.10.21 作成)

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