現場での説明から・・・
今日ご案内するのは稲瀬調整池なのですが、ここは国営事業で行った水路の改修工事で、田瀬ダムからここが一番の末端になります。この調整池で鶴羽衣線と三照線になります。
早く言えば調整池と言うよりも大きな分水工と思えばいいと思います。この施設は平成11年から続き約2億一千万かかっております。ここから鶴羽衣線と三照線に水を分けるのですが、これらの操作は全部ここでも操作できますし、栄町に水路管理施設を造りここで遠隔操作をすることも出来ます。雨降った時とか水を欲しい時、わざわざこっちに来なくても水を流せる仕組みになっております。
ただし、水を欲しい時はこの施設だけでは一日持ちません。上流の田瀬ダムから水を流してこないと、この施設だけでは半日ぐらいしか持ちません。貯めているので一杯流せますが日中のみです。夜はどうしてもここでは足りませんので、夜は貯めることになります。
田瀬ダムからここまで約21.5kmあります。田瀬で水を取水し始めてここまで着くのに約一日かかります。もちろん水を欲しい時は途中の分水工で水を採られますので、ここまでくるには時間がかかります。ここが一番の末端です。
水は東和町の田瀬ダムから梁川の大幡まで3kmトンネルで繋がっています。ここで北部幹線と東部幹線に分かれる大きな分水工があります。水路はトンネルと一部サイフォン、三分の一がトンネルになります。
※レコーダー記録から文章化しました。
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