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           2015雪のいたずら


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2015雪のいたずら・・・

今年も雪の季節がやってきました。当地奥州市江刺区(平野部ですが)では12月中頃から積もった雪が根雪になり、田畑は積もった雪で真っ白な景観になっています。日中の日差しで庭や道路の舗装部分は溶けることがありますが、周囲の田畑はは30センチほどの積雪があります。

家の周辺を見渡すと、降り出した雪が一番先に積もり、そして溶け出すのが家の屋根になるようです。住宅密集地であれば屋根には必ず雪止めが付けられ、不用意な落雪を防いでいるのが一般的です。田んぼの中の一軒家となりますと、雪が落ちて危ない場所には雪止めが付けられますが、家の後ろや田畑の場合には付けられていないのが普通です。

たまたま見かけたのですが、宅道脇の他家の古い小屋に積もった雪、滑り止め等もありませんので固く凍った雪がじわりじわりと滑り落ち、あたかもベルトコンベアのようにつながって滑り落ちてきました。ベルト状なっているのはある限度までであり、そこからは一気に滑り落ちます。

張りだした雪のベルトに「雪のいたずら」と名付けてみましたが、30センチ以下の積雪では気になりませんが、うん十センチにもなる屋根に積もった雪は溶け出して落ちない限りどんどん積もっていきます。雪の重みで屋根がつぶれそうになったりすると、「雪のいたずら」ではすなまくなります。

今回は積雪が20センチぐらいでしたが、6日の高温で夕方には全部滑り落ちてしまいました。雪国ではあまり珍しいことではありませんが、1mほど長く張りだしたのは珍しかったので撮影してみました。

                                                       2015.01.07 作成

周辺の様子から・・・

我が家宅道南側にある隣家の小屋です。奥の方に見えている小屋はトタン屋根であり、きれいに塗装がされていますので積もった雪は溶けかかると一気に下まで落ちてしまいます。もちろんですが、この部分には雪止めが付いていません。手前の土壁の小屋は古い波トタンであり、今にもつぶれそうな感じのする小屋になっています。

この小屋の屋根に積もった雪が大きく滑り落ちてくるのです。雪の滑りが良くないためか長ーいロール状になります。

全体の様子 1
全体の様子 2
全体の様子 3

ロール状になっている雪を接近して撮影してみました。ひさしの部分からまくれ出た雪はそのままの厚さで滑り落ちます。この状態になるのに三日以上の日数が経過しています。厚さは20センチほどありました。画像ではハッキリしませんが、雪の先端部からは溶け落ちる水滴が見られます
横から見た様子 1
横から見た様子 2

縦位置の切り取り画像です。ほとんど同じように見える二枚の画像ですが、最初の画像は12:21の様子であり、最後の画像は15:15の様子になります。長さは測定しませんが1mは超えていました。この状態から一時間ほど後に完全に滑り落ちてしまいました。

1月7日は大荒れに荒れ、終日吹雪の状態が続いています。もちろんですが周囲の屋根は真っ白であり、同じ状態がまた再現できそうです。

今回はあえて雪のいたずらと名付けましたが、家の周辺を探せば色々な事象が見つけられそうです。
縦位置の様子 1
縦位置の様子 2
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