奥州湖から一関市・祭畤ライン開通に戻る

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突然出現した湿地帯・・・

「おにこしおおはし」の渓流を見てからしばらく走り奥州湖側に戻ると、広いススキの原野が現れ所々に溜め池がかなりの範囲に見えてきました(この表現が適切かどうか不明ですが)・・・。「おにこしおおはし」付近は渓流が一関側に流れていきますが、ここ湿原地帯は明らかに胆沢川の上流側にあります。しかも道路脇の広場には足場鋼管を組んで、車が立ち入り禁止になっていました。歩くのには支障が無いので、カメラを持ってかなりの範囲を歩いてみました。
溜め池のある風景 1 溜め池の目的は?・・・

道路脇に車を止め、原野に立ち入って見たところです。周囲は一面の枯れススキであり、背丈の高い樹木等はほとんど見当たりません。

もしかして、石淵ダムが造られる以前にこの地に集落があり、開墾した田んぼに水を引くための溜め池なのかなあと思いを巡らしたりもしました。

それにしても、資料等がありませんので憶測のみです。石淵ダム設置以前の歴史を調べてみなくては・・・。
溜め池のある風景 2 溜め池のある風景 3
溜め池のある風景 4 溜め池の中に水深計がありました。40センチほどの水深です。この場所は明らかに人の手で造成された溜め池であると思いました。
溜め池のある風景 5 溜め池周辺の土ですが、かなりの土砂が認められます。この地はかつて谷川の流域であったのかもしれません。 
あまりにも区画がすっきりしているので、目的があって造成されたものと判断しました。
溜め池のある風景 6 溜め池のある風景 7
溜め池のある風景 9 道路脇にこんな溜め池があるとは、車で走り去る方にはわかりません。立ち入りが制限されるとなると、池の存在がなにかの目的があるのかなあと思ってしまいます。

制限されていると書いたのは、アスファルトで舗装整地され駐車場の区画まで書かれています。それなのに立ち入り禁止となっていたのでこんな事を書いています。

※この項の記述は、私の思い入れで書いていることをお  断り致します。
溜め池のある風景 9 広いため池ですが、何かの目的で開放されれば訪問者が増えそうな感じがします。それにしても、きれいな形に整理されていました。
溜め池のある風景 10 道路脇の小高い場所から見下ろしてみました。白いススキの原、多分渓流があるはずですが、そこまでは入ってみていません。

このカーブの道路は、気持ちの良いドライブウエイです。まだ命名されていませんが、新年度には発表されると思います。

猿岩を望む 1 はるかに猿岩を望む・・・

ここまで戻ると、猿岩が見えてきますのでおおよその場所の見当が付きます。全面開通以前は、猿岩橋から南の方へは立ち入ることが出来ませんでした。

今は快適ドライブラインに変身です。
猿岩を望む 2 湖面を渡り猿岩側につながる猿岩橋です。私の願望は、於呂閉志神社奥の宮が猿岩頂上付近に祀られており、そこへの参拝と撮影をすることです。

今まで二回ほどトライしましたが、一回目は道路が整備されていないため車に小枝の擦り傷が着くことから断念。二回目はクマの出没するシーズンからこれも断念となっています。

この日は天候に恵まれ、紅葉もきれいとあって最高に満足しています。
猿岩を望む 3 猿岩を望む 4


色づいた木々と玄武岩とのバランスが素晴らしい猿岩全景です。
おわりに・・・

開通した縦断道路の景観撮影は、戻りの時間帯の光線状況等が最適で満足しています。あえて残念だとするならば、紅葉の絶景ポイントがあまり見られなく、「おにこしおおはし橋」からの眺め降ろすポイントぐらいのものでした。車で走りながらの撮影は、気に入った景観を見落とす場合が多分にあります。初めて往復した祭畤までのドライブです。我ながら気ままな景観を求めてのドライブでした。

新年度には新しいラインの命名が発表されと思います。連休の頃の開通を期待し、胆沢川上流の歴史の流れに触ることが出来るドライブをしたいなと思います。
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