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      2016奥州市・胆沢城跡あやめ苑


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2016奥州市・胆沢城跡あやめ苑・・・

しばらくぶりの梅雨の晴れ間に恵まれましたので、課題になっていたあやめ苑の様子を観察し撮影してきました。メイン行事である夜間のライトアップの時とは違い、ほとんど見物する方々も見られないのどかなあやめ苑の様子でした。近場にあるあやめ苑なので、いつでも行けるという安易な気持ちがあり見ごろを過ごしてしまいます。

しばらくぶりのことなので、がっちりとあやめ圃場内をあるき以前に比較して規模が拡大し、花の数が多くなっていることに気がつきました。

今回は、最初にあやめ苑を景観として観た場合の様子と、花の色違いや植え方の様子に分けて場面を構成してみました。惜しむらくは、完全に色違いの分類では無いことと、品種名の記述等が無かったことが気になりました。

トップの画像は、圃場内にあった板の通路を歩き、超広角レンズ(18ミリ)を使用しローアングルで撮影した画像です。

                                                       2016.07.11 作成


あやめ苑景観の様子・・・

第21回胆沢城あやめ祭りが6月25日(土)〜26日(日)にかけて行われました。ご存じのように国指定史跡胆沢城跡は、延暦21年(802)坂上田村麻呂によってつくられた城柵遺跡(古代の役所)です。広大な胆沢城跡には、胆沢城跡を元気にする会が進める「あやめの里づくり」で、地元の皆さんが育てたあやめが展示されています。

資料によりますと、元々は田んぼであった場所ですが、休耕田の転作品種としてとして約8千平方メートルのアヤメ苑に紫色や白色など約30種類、3万株のハナショウブが植えられてきたと言います。私は近場に住んでいることもあり、時折訪れて眺めたり撮影していますが、年々花の勢いが強くなり見事に咲きそろって来ている事と、きれいに整備されてきていると思いました。

冒頭でもお断りしましたが、ここでは景観の一部としてあやめ苑の様子を紹介します。
あやめ苑の様子 1 この場所は、夢あかりライトアップ会場の時はメインの道路でした。

このまま直進すると、鎮守府八幡宮に至る道になります。この界隈の道路は大変狭く車が一台しか通られません。対向車の有無を見ながらの通行になります。

あやめ苑の圃場は道路の両側にありました。
あやめ苑の様子 2 駐車場から見たあやめ園の様子です。周囲は田んぼであり、まだ少し株間が残りますが順調に生育しています。

駐車場から圃場に下りて歩いてみました。下の画像はほぼ同じ場所になりますが、左の画像を拡大したのが右の画像になります。

白いあやめがほとんどですが、一部に紫色のあやめが見えています。
あやめ苑の様子 3 あやめ苑の様子 4
アングルの違い 1 広角レンズを使用して撮影し、カメラアングルによる見え方(感じ方)の違いを比べてみました。見え方の違いと言っても、違いを感じるのは見る人それぞれだと思います。

最初は18ミリレンズ使用のローアングル、下段左が24ミリ使用のあやめの高さ基準、下段右が24ミリ使用の目線からの見下ろしです。撮影の違いは以上の三種類ですが、ご覧になっている皆さんはどのアングルがお好みでしょうか・・。
アングルの違い 2 アングルの違い 3
あやめ苑の様子 5 手前は紫色が中心ですが、白が入り交じっています。奥の方には白中心の場所が見られます。
あやめ苑の様子 6

この場所も紫色、白色とかなり入り交じっています。正面にはあやめ祭りの幟旗が掲げられている駐車場です。観賞用のベンチが置かれていますが、車も鑑賞する方も居られませんでした。

 



植え方と花の色違いの様子・・・

整然とした色別の区切りや植え込みの区画が見られませんが、何となくそのように見える場所を選んでみました。今年で21回目を迎えるあやめ祭りですが、スタートが休耕田の作物であったと資料にありました。最初は同好者が集まって植え込んだと思われますが、ここまで規模を拡大し整備された労力は大変であったと想像します。

思いつくままに書いていますが、無礼な表現をお許し下さい。
あやめ苑の様子 7 右上の通路の両側に植え込む畝を作り、大きな株単位で植え付けられています。周囲には田んぼがあり一段低い部分にあやめ苑があるように見ました。

この場所にも、白の株と紫の株が交互に植え込まれていました。
あやめ苑の様子 8 上の場所から、ズームレンズの画角を広角気味にしてみました。一段高い場所に田んぼがあり、民家も見えています。紫色が鮮やかに見えていました。
あやめ苑の様子 9 通路を歩きながら、畝状になって居る場所を探してみました。白色が中心の植え込みですが、所々に紫色が混じっています。

下段右は拡大画面になります。白色が映えて見えていました。

最下段は薄紫混じりの花で、一面に拡がっていました。
あやめ苑の様子 10 あやめ苑の様子 11
あやめ苑の様子 12 あやめ苑の様子 13
あやめ苑の様子 14 薄紫色のあやめを選んでみました。
あやめ苑の様子 15 こちらは紫色のあやめです。

晴れ上がった日を選んであやめ苑まで出かけてきました。青空の下、さわやかな夏空に浮かび上がるあやめたちです。資料によると、約30種3万株のはなしょうぶの群落です。撮影したまでは良いのですが、どのようにまとめればあやめが浮かび上がるのか・・私には難しかったようです。

来年も実施されるあやめ祭りです。もう少し研究の余地があるなあと反省しました。やっぱり青空の下のあやめはきれいですが、高曇りの太陽光の下で光がたっぷりとあたった一輪の花を撮影してみたいものです。来年の課題にしておきます。

最後の画像は、あやめ苑圃場の中から見た駐車場の方向です。浮かび上がった白い雲の下は北上山地になります。
あやめ苑圃場の中から見た駐車場の方向。
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