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       頑張るクロッカスの葉の生長


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落ち葉であるエノキの葉に穴を穿ち松の葉のような鋭利な葉が出ています。拡がった穴から花芽も出ています。

頑張るクロッカスの葉の生長・・・

日に日に春めく我が家の庭先で、一番先に芽生えて開花するのが福寿草とクロッカスです。毎年同じ場所で株を増やしながら生長しているので、何気なく見るたびに春の訪れを感じています。春の兆しがあるとは言え、風が冷たく外に出ての仕事は無理ですが、足元にあるクロッカスの芽生えの様子は毎日見ており気にもしていませんでした。

ある日のことですが、緑色の葉の間から黄色の花芽が出て開花していました。早春の芽生え探しをしていた私は、クロッカスの花を撮影しようとしてはっとしました。松の葉のように尖った葉の先端が、落ち葉であるエノキの葉に穴を穿ち出ているではありませんか。それっと言うことでマクロカメラの出番がやってきました。

トップの画像は、落ち葉であるエノキの葉に穴を穿ち松の葉のような鋭利な葉が出ています。拡がった穴から花芽も出ていますが、はたしてこの場所で開花することが出来るのでしょうか・・。

ここでは、落ち葉に穴を開けたクロッカスの葉の先端部の様子を色々とアングルを変えて撮影してみました。同じような場面になりがちですが、微妙に変化させて画像化してみました。

                                                       2017.03.20 作成



晴れたある日のこと・・・

晴れた日の庭先のクロッカスですが、足元を見てびっくりの発見でした。

クロッカスの新芽の葉が落ち葉(この場合はエノキ)の下から生えてくる時、松の葉のような尖った先が落ち葉を突き破って上に伸びて来ています。落ち葉の堅さと新芽の生長する力の差で、上にある落ち葉を突き破って穴を開け、そこからどんどん伸びてきた逞しい葉の様子、これが今回のテーマになります。

良く分からないが、一般的には植物の芽が生長する時、葉が上にあれば新芽の先がぐにゃりと曲がり横に伸びるはずです。今回見つけたものは、うまい具合に穴を開け、そこから次々に新芽が束になって伸びたものと言えます。しかも二ヵ所に穴が開けられ、その穴の隙間に花芽まで入り込み伸びいました。さすがに花は開くことが出来ませんのでつぼみのままになっていましたが。

晴れた日の様子 1 晴れた日の様子 2
晴れた日の様子 3 晴れた日の様子 4


夕方になると花はしぼんでつぼみ状態になってしまいました。日中の姿とほとんど変わりありませんが、見事に花がつぼみの状態になっています。開花はまた明日というところです。
夕方の様子 1 夕方の様子 2
夕方の様子 3

薄いエノキの葉といえどもそれなりの堅さがあります。その落ち葉にクロッカスの尖った葉の先端部が触れて穴を開けるのですから、この部分にどのような力が加わったのか興味が出てきます。

アスファルトに穴を開け、そこから生長し開花したという頼りを聞く時がありますし、画像を目にすることもあります。良く分からないのですが、新芽が発芽し生長する時、芽の上にあるものに穴を開けるだけのものなのだろうか・・。発芽するに伴い、上にあるものを溶かすような物質が出るものなのか。そこら辺のメカニズム良く分かりません。

それにしても、植物の生長するエネルギーは逞しいと言いますか、力強いと言いますか、お見事の一語に尽きます。ここでは頑張る葉と優しい表現にして見ました。


クロッカス・・・

クロッカスは、アヤメ科クロッカス属の総称、または、クロッカス属の内で花を楽しむ園芸植物の流通名。

耐寒性秋植え球根植物。原産地は地中海沿岸から小アジアである。晩秋に咲き、花を薬用やスパイスとして用いるサフランに対し、クロッカスは早春に咲き、観賞用のみに栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれる。

球根は直径4cmくらいの球茎で、根生葉は革質のさやに覆われているが、細長く、花の終わった後によく伸びる。花はほとんど地上すれすれのところに咲き、黄色・白・薄紫・紅紫色・白に藤色の絞りなどがある。

開花した花に水がかかると溶ける様に縮んで萎れてしまう為、水やりの際はくれぐれも注意が必要である。

                                                       (※ウイキペディアより)

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