鋭い棘と新芽の緑、可憐な白い花の組み合わせです。幼い頃歌った童謡「からたちの花」を思い出させる情景です。近接撮影をしたことで、葉の間から見えていた光が水玉状になっていました。
「からたちの花は」、北原白秋作詞、山田耕筰作曲の日本の童謡である。文部省唱歌。2007年(平成19年)に日本の歌百選に選出されている。
からたちの花が咲いたよ。白い白い花が咲いたよ。
からたちのとげはいたいよ。いい針のとげだよ。
からたちは畑の垣根よ。いつもいつもとほる道だよ。
からたちも秋はみのるよ。まろいまろい金のたまだよ。
からたちのそばで泣いたよ。みんなみんなやさしかつたよ。
からたちの花が咲いたよ。白い白い花が咲いたよ。
カラタチ・・・
カラタチ(枳殻、枸橘)はミカン科カラタチ属の落葉低木。原産地は長江上流域。日本には8世紀頃には伝わっていたとされる。カラタチの名は唐橘(からたちばな)が詰まったもの。
樹高は2?4m程。枝に稜角があり、3センチにもなる鋭い刺が互生する。この刺は葉の変形したもの、あるいは枝の変形したものという説がある。葉は互生で、3小葉の複葉。小葉は4?6cm程の楕円形または倒卵形で周囲に細かい鋸状歯があり、葉柄には翼がある。
春に葉が出る前に3?4cm程の5弁の白い花を咲かせる。花のあとには3?4cmの球形で緑色の実をつける。秋には熟して黄色くなる。果実には種が多く、また酸味と苦味が強いため食用にならない。花と果実には芳香がある。葉はアゲハチョウの幼虫が好んで食べる。
鋭い刺があることから外敵の侵入を防ぐ目的で生垣によく使われた。しかし住宅事情の変化などからこの刺が嫌われ、また生垣そのものが手入れの面倒からブロック塀などに置き換えられたため、1960年代ころからカラタチの生垣は減少した。
日本ではウンシュウミカンなどの柑橘類を栽培するときに台木として使われる。
(※ウイキペディアより)
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