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奥州市水沢区天文台通り・三石碑
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奥州市水沢区天文台通り・三石碑・・・ ここでは、三基の石碑をばらばらに切り取り、私なりに分析してみました。もちろん難解な昔の文字は分かりませんので、感覚的に捉えたものとお断りしておきます。
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街道分岐点・・・ 本来であれば左右に進むことが出来たのですが、左側は天文台敷地になり閉鎖されていました。 右に進むと、胆沢区の西側・胆沢ダム方面まで進むことが出来ます。 |
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分岐点の突き当たりにあった三基の石碑、左から庚申塚、三猿、右の文字は読めませんでした。 この石碑の場所から左に折れて進むと、国立天文台水沢の施設になります。 |
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三石碑・・・ 宝暦10年 1760年 ここは衣川道と仙北道のわかれであった |
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三石碑・・・ |
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馬頭観世音碑 建立は(宝暦十年一七六十)で、農耕運搬の労役に服した馬の労に感謝し、無病息災を祈った馬頭観世音碑もので、右はせんぶく左は衣川とあり道しるべにもなったいた。 左右の下端には、道しるべの文字が記されているのですが、はっきりとは見えませんし、読めません。 上の左の文字は何となく分かりました。 |
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ここ右端に文字があるのですが・・。 |
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左端に文字があるのですが・・。 |
三猿の意味・・・ 三猿は「さんざる」「さんえん」と読みます。「見ざる聞かざる言わざる」ということわざは、「自分に都合の悪いこと、人の欠点や過ちなどは、見ない、聞かない、言わないのが良い」という意味があります。 アメリカやヨーロッパ、アジア、アフリカなど、世界各地に三猿とことわざに似た表現があり、その起源はまだ解明されていないそうです。日本には、8世紀ごろ、シルクロードを経由して中国から伝わってきたと考えられています。 「見ざる聞かざる言わざる」という言葉は、孔子(こうし・中国の思想家・紀元前552年〜479年)の論語が由来という説もあります。 孔子は「礼節にそむくことに注目してはいけない。礼節にそむくことに耳を傾けてはいけない。礼節にそむくことを言ってはいけない。礼節にそむくことを行ってはいけない」と、四つの戒めを言っています。この戒めを人々にわかりやすく伝えるために、猿を使って表現したと考えられています。 |
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庚申塚・・・ 大きな文字の刻印で、あちこちの石碑のある場所で見ることが出来ます。 庚申信仰の結願の日に建てられたもので、右はせんぼく左はけわひさか(化粧坂)とあり、これも道しるべであった。 |
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石碑下の部分の切り出しです。右、左の文字が読み取れます。 行き先である地名については読めません。 |
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右端の部分です。 |
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左端の部分です。 |
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おわりに・・・ 巨大な電波望遠鏡の散策が、私にとって興味と関心のある新しい石碑の発見です。先にもふれましたが、三猿の石碑を路傍で見たのは今回が二回目です。二回目の石碑の発見が五猿の石碑の発見になり、感動そのものでした。 説明板にも書かれてありますが、単に珍しい石碑と言うだけではなく、文化財としての具体的な登録等が検討されても良いのかなあと思いました。 |
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