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     高台造成工事・2014年3月28日の様子


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location:uchinome.jpトップ>ドキュメント陸前高田市・高台造成工事2014年3月28日の様子

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海抜45mまで削られる高台造成地の山。
2014年3月28日の様子・・・

巨大コンベア稼働・陸前高田の復興加速と題して新聞紙上に特集が組まれました。2013年11月28日の様子の記事にも書きましたが、昨年当時は土砂運搬のコンベア専用吊り橋建造が分からなかったことや思い込み等があり、国道の切り替え工事かなと思ったほどでした。車両等が走行することを考えればはっきりしますが、見た時は本気にそう思ったほどです。

奇跡の一本松を撮影するために何回も現場を訪れていましたが、2013年11月28日の時とは明らかに違ったのが一本松までの通路でした。気軽に歩けた気仙川堤防は立ち入り禁止になり、狭い通路にはガイドロープが張られ勝手に立ち入りが出来なくなっていたからです。

その上、以前には見られなかった大型建築重機が各所に見られ、活気があると言いますか様子が激変していました。今回は奇跡の一本松までは行きませんが、気仙大橋仮橋方面まで歩き対岸の山の変容を見ながら撮影しました。時間の経過と共に対岸の山が削られ、高台造成工事が進むと共に様相が大きく変容していきます。

トップの画像は、気仙川西側に位置する今泉地区の高台造成地の様子です。これからどんどん掘削されて高さが減少していきます。その変容の様子を自分の目で見て撮影し、陸前高田市の復興の様子を少しでもご覧になった方々に知らせることが出来れば幸いです。

このページは、画像作成してから二ヶ月ほど手を付けていなかったので反省しています。今後の課題ですが、時間が許す限り現地を訪れて変容の様子を撮影したいと思います。

                                                       2014.06.08 作成

駐車場から見た周囲の様子 1 一本松見学駐車場から・・・

前回訪れた一本松見学駐車場は変更になり、かなり東側の交差点寄りに移動していました。以前の駐車場周辺は立ち入り禁止のパイプの柵がまわされ、その奥には大型クレーン車が何台も稼働しています。

土砂運搬コンベアの基礎部分のコンクリートが打ち込まれ、コンベアの可動部分がむき出しに置かれています。
駐車場から見た周囲の様子 2 駐車場から見た周囲の様子 3
R45歩道から見た周囲の様子 1 

R45号を横断して一本松方面に進むためには、交差点の横断歩道を渡ります。駐車場は以前よりかなり交差点側に移動していますので、道路を横断して移動するためには楽になったと思います。

R45歩道から見た周囲の様子 2  以前の駐車場は立ち入り禁止になり、大型クレーン車や作業用の小屋等が立ち並んでしました。

この場所から一本松方向への入り口はありませんので、交通量の多い国道の横断はかなり危険な行為です。
建設中のベルトコンベア 1 今まで見られなかったのがコンベア用の鉄塔基礎部分であり、かなり高い所にをコンベアが設置されています。

下の画面中央部付近が一本松方面への入り口になります。ここからは、作業現場の中をガイドロープに従って移動するようになります。

今回私は一本松へは移動しませんでしたが、次には奇跡の一本松まで移動してコンベアの稼働する様子を撮影したいなと思います。
建設中のベルトコンベア 2 建設中のベルトコンベア 3


気仙大橋仮橋に向かう 1 気仙大橋仮橋方向へ進む・・・

今回は奇跡の一本松までは移動しませんので、道路脇の歩道(?)に沿って気仙大橋仮橋方向へ歩きました。歩く方は誰もいませんので、あちこち見ながらの移動です。

空き地で見かけた「さっぱ船」です。現役待機中の船なのか、だれも使用せずに廃船状態なのか分かりません。すごく印象に残ったさっぱ船でした。

よく見るとどこも壊れていませんので、待機中のものなのでしょう。船名がくっきりと書かれており、見ていると空しい気持ちが交錯したのは事実です。数隻ありましたから・・。
気仙大橋仮橋に向かう 2 気仙大橋の仮橋が完成した時、この場所まで来てゆっくりと眺めながら対岸まで歩きました。あの当時とほとんど変化がありませんが、当時見られた河川敷内の廃棄物はほとんど撤去されていました。
気仙大橋仮橋から見た高田市内 R45号の国道です。大型トラックがひっきりなしに走る幹線道路でもあります。歩道を兼ねている道路は道路の北側に一本あるのみです。

この場所は盛り土ですから、トラックが走るとかなりの揺れを感じます。

気仙川川底のボーリング 1 気仙川川底のボーリング・・・

歩道を歩きながら気がついたのですが、河川敷(埋め立てた川底)を重機に付けたドリルでボーリングしている場面に出会いました。

直径が60センチほどある鋼鉄製の円筒が、圧縮空気の力でぐいぐいと回転し土の中にめり込んでいきます。何をするためのもか分かりませんが、しばしの間立ち止まって眺めていました。
気仙川川底のボーリング 2 気仙川川底のボーリング 3
気仙川川底のボーリング 4 ボーリング風景と気仙川堤防周辺の様子です。

ボーリングしている場所は、流失した気仙大橋の架けられていた川床の部分です。新しい大橋がこの場所に架けられるための調査でしょうか・・・?。

作業している方の背丈と比較して、重機やボーリングマシーンが大きいことが分かります。

橋脚の解体 1 気仙大橋仮橋を渡る・・・

ボーリングを見た後は歩道を歩きました。進むにつれて宅地造成予定の裸山が見えてきます。それと、対岸にかなりの土煙が舞い上がっているのが見えてきました。
橋脚の解体 2 土煙の正体は、流失しないで残っていた橋脚(ピア)の解体作業のために舞いあがっているものでした。大型重機の削岩機、そして、土煙を押さえるための散水、このまま直進すると側を通りますので無理と判断しました。

車で通りすぎるのは一瞬ですが、歩いて渡るとなると話は別です。そんなことを思ったら、半分ほどの場所まで近づいて戻ることにしました。

津波で流失していない橋脚は四基ありましたが、すでに三基が撤去されており、手つかずの橋脚が一基見えています。
橋脚の解体 3 橋脚の解体 4
橋脚の解体 5 解体されないで残っている橋脚部分、周囲が鉄枠で仕切られ周囲への影響を最小限に抑えています。

頑丈に造られている橋脚ですが、破壊するとなると大変な労力が必要になります。この橋脚を解体すれば全部撤去したことになります。
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