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     高台造成工事・2014年7月22日の様子


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location:uchinome.jpトップ>ドキュメント陸前高田市・高台造成工事2014年7月22日の様子

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高田松原をイメージした絵で、「ここに生まれる夢 ここで育つ未来」の文字が心に響きます。
2014年7月22日の様子・・・

三月末に訪れてから四ヶ月ほど経ったある日のこと、・・・土砂コンベヤー完全稼働、陸前高田工事加速・・・の新聞記事に目が行きました。報道記事によると、総延長3キロのベルトコンベヤーの完全稼働が18日に始まったと書かれていました。私は四月頃に本格稼働がスタートしていたと思っていましたのであれっと思いました。

奇跡の一本松の見学は三回目になります。今回はコンベアラインの陰になり、近くまで行かないと奇跡の一本松が撮影できません。そんなこともあり、今回は奇跡の一本松の撮影は行っていません。ぎっちりそばまで行き、そこから見えるコンベアと大型建設重機の様子や、コンベアの先から流れ落ちる土砂の山を見ていました。

その時発見したのが、しおさい橋に掲げられた大きな松原の絵でした。何気なく撮影し画像処理をしながら発見したのが絵の中にある隠し文字です。松の枝を巧みに配置し、その形が工事を請け負っている業者の会社名が見えるではありませんか。初めて見たこともありこれには驚きました。そんなことから、このページの最初にロゴ画像として掲げてみました。

駐車場周辺から 1 駐車場周辺から・・・

奇跡の一本松専用の駐車場が狭くなり、駐車場内では八月にオープンする店舗の工事が進められています。工事の車等が多いので、うっかりすると駐車場の入り口を見逃してしまいます。

道路の反対側にベルトコンベアの端末から流れ落ちる土砂の山があります。何とか撮影しましたが、少し距離があり手持ちのレンズではこの大きさが限界でした。
駐車場周辺から 2

R45号交差点・・・

住田町方面から走ってきて、大船渡方向と気仙沼方向に分岐する交差点です。工事車が大変多く走っており、気をつけないと怖い交差点です。

ここは一本松方面に向かう唯一の交差点であり、気をつけて渡りました。ここから奇跡の一本松入り口までは歩道があり安心して歩けますが、工事車両が歩道を横断して通りますので要注意です。

駐車場周辺から 3 駐車場周辺から 4
駐車場周辺から 5・・・気仙大橋の完成予想図。 歩きながら見つけた大きな看板です。反対側の通路ですが、「気仙大橋を復旧しています がんばろう!東北」と書かれた文字と完成予定図が描かれていました。

現在通行している橋は仮橋であり、その上流側に橋の土台とも言える橋脚のパイプを打ち込む工事が行われています。

道路反対側の空き地にはベルトコンベアの端末があり、かさ上げ工事の土砂が運ばれ山になります。

歩いている内に一本松入り口の看板が見えてきました。
ベルトコンベアの端末 一本松入り口案内
左側が「見晴台」入り口。 看板標識の通りに進めば一本松まで行けますが、今回は今まで無かった新しい見学場所がありました。

直進しないで左側に進むと、初めて見る「見晴台」入り口になります。

見晴台に上る 1 見晴台に上る・・・

目の前に二段重ねの巨大な土砂の山があり、入り口には見晴台と書かれてあります。両側を金網フェンスで仕切られた通路が見えてきました。

左側の建物は前からあった下水処理場で、通路右側の
行き止まりには土砂を固めた高台が見えてきます。階段が設置され通行区分も示されています。途中に平らな場所があり一息ついてまた上ります。

高台の高さがどの位あるのか表示がありませんが、10m以上はありそうで息が切れます。
見晴台に上る 2 見晴台に上る 3
見晴台に上る 4 やっと上った高台の広場です。かなり広い場所であり、これからの夏休みで多くの人が訪れても余裕です。もしかすると、混み合う時は入場制限があるかもしれません。

高台から見える場所は、まさに見晴台の言葉通りで素晴らしいなと思わず息をのみます。東西南北の方向が展望でき、俯瞰してみる風景は素晴らしいのです。

大形看板(パネル)が四枚設置され、精細な破砕機の図面や説明記事を見ることが出来ます。
見晴台の看板 1 見晴台の看板 2
見晴台の看板 3 高田地区・今泉地区土地利用計画・・・と書かれた詳細な高田市内の復興計画地図です。

よく見ると、気仙川を境界として山手側の今泉地区、旧高田市街の復興開発計画書であり、海から離れた場所に高台が設定されナンバーが付けられています。

下の画像は気仙川西側の様子であり、高台山と大型破砕機が設置されている建物が見えています。左側は気仙大橋仮橋、右側が破砕機設置場所とベルトコンベアのスタート地点の様子です。
見晴台からの眺め 1 見晴台からの眺め 2
見晴台からの眺め 3 広角レンズで広い場所を取り込んでみました。

一段低い場所にある盛り土場所、ここには入ることが出来ません。気仙川対岸には、ベルトコンベア専用の吊り橋が架けられ、その下には津波に被災したままの気仙中学校の廃墟が見えています。

高台山の右側では、重機の稼働する姿が見えています。拡大画面ですと分かると思います。
見晴台からの眺め 4 南側の方向を見ると・・・

本来であれば広田湾が見えますが、丁度一本松の付近に水平線がありコンベアと重なります。

一本松の手前に「しおさい橋」があり、ここまで行かないと「奇跡の一本松」の姿を見ることが出来ません。
見晴台からの眺め 5 コンベア端末から落ちる土砂・・・

運ばれてきた土砂は、あちこちの分岐点を通り端末まで運ばれて落下し積み重なります。

大型ダンプカーと違いベルトコンベアの凄さがここにあり、見る見るうちに土砂の山が造られます。

下の画像左は、市内方向へ運ぶベルトコンベアの端末であり、右側の画像は歩いてきた通路の入り口方向です。
見晴台からの眺め 6 見晴台からの眺め 7
陸前高田市被災市街地土地区画整理事業の工事について

陸前高田市被災市街地土地区画整理事業では、高田地区・今泉地区の高台造成、及びかさ上げ地区の造成工事を行います。

高台住宅地となる山を伐採し、土砂や岩石を掘削します。掘削した土砂や岩石をかさ上げ地区の盛土材とします。今泉地区では掘削した土砂を全長3km、幅1800mm・運搬速度250m/minのベルトコンベアで旧野外活動センターや高田沖農地まで運搬します。

大規模な造成工事となりますが、被災した方々が一日でも早く新しい住居に住むことが出来る様に迅速に工事を進めています。
                                                       (※見晴台広場看板より)

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