ドキュメントに戻る


      国立天文台・水沢VLBI観測所


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 岩手の蘇民祭 ほっづぎある記 心のオアシス
ドキュメント マクロの目 江刺ふるさと探訪記

location:uchinome.jpトップ>ドキュメント>国立天文台・水沢VLBI観測所

  サイトマップ


通路上に39度8分の緯度線が記され、世界共通の観測をしている国立天文台・水沢VLBI観測所の様子です。
国立天文台・水沢VLBI観測所・・・

2017ライトアップ in グリーン運動・国立水沢天文台にて開催中・・・の聞き慣れないタイトルに惹かれ、訪れたのが
3月14日のことでした。ちょっと見には春の緑化運動をイメージさせますが、新聞報道を読んでスケールの大きい目の病気の国際的な取り組みのことでした。

国立水沢天文台、小さい頃からの聞き慣れている名称が水沢緯度観測所です。しかし、小さい頃の記憶にある業務とは大きく変わり、国際的な連携で進められる観測業務になっているのが現況です。
今年で三回目、日本国内で34カ所と参加地域が拡大し、グリーンライトアップが開催されてきました。あれから8カ月が経過しており、3月23日に訪れた時の様子国立天文台・水沢VLBI観測所の施設等を紹介します。

トップの画像は、通路上に39度8分の緯度線が記され、世界共通の観測をしている国立天文台・水沢VLBI観測所の様子です。

                                                        2017.11.26 作成


正門入り口 1 正門入り口・・・

少し狭いのですが、正規の通用門になります。手前に駐車場がありませんので、そのまま直進すると広い駐車場にぶつかります。駐車場は二ヵ所あり、国立天文台・水沢VLBI観測所見学用と奥州宇宙遊学館見学者用と区別されています。

下の画像は、正門前の注意書きと右側に大きな文字で国立天文台・水沢VLBI観測所と書かれてあります。
正門入り口 2 正門入り口 3
正門入り口 4 国際的な施設でもあり、表示も右側の日本語と左側の英語で表記されています。
正門入り口 5 入ってすぐの場所に、天文台構内の見学案内が記されています。
正門入り口 6 構内案内図の切り取り拡大図です。私はこの案内に従い20m電波望遠鏡まで近寄って撮影しました。


見学コースから 1 見学コースの説明・・・

広い構内ですが、常時観測が行われていることから自由に立ち入ることが出来ず、見学コース表示に従って歩きました。

表示にもありますが、中央にある小さな建物が旧眼視天頂儀室、左端奥に見えている10m電波望遠鏡、VERA20m電波望遠鏡がこの場所から見通す事ができます。
見学コースから 2 VERA20m電波望遠鏡と、その右後ろにある10m電波望遠鏡が見えています。
見学コースから 3 構内案内図の切り取りです。直線的コースであり行き留まりが10m電波望遠鏡になります。
見学コースから 4 広い構内で最高に気に入った場所が、ここ39°8′と表記され線が引かれている通路上です。この線上で、世界各国が同じ測定をしている現場であると思うと身が引き締まる思いがしてきます。

下の画像は、通路の拡大図と説明板になります。拡大画面にすると詳細を読み取ることが出来ます。
見学コースから 5 見学コースから 6


絵入りパネルでの説明 1 絵入りパネルでの説明・・・

VERA 天の川銀河の地図を作ると書かれた大きなパネルがあり、広大な宇宙の様子が絵入りで説明されています。じっくり読んでいると、あまり関心の無い方であっても引き込まれる魅力があります。
絵入りパネルでの説明 2 絵入りパネルでの説明 3
絵入りパネルでの説明 4

直径2,300kmの電波望遠鏡

銀河系のすべてを観測できる10マイクロ秒角の性能

観測局の20m電波望遠鏡
開口直径:20m、高さ:20m、重量:380t

石垣島 水沢 入来 小笠原 4局同時に同じ星を観測すると、直径2,300kmの電波望遠鏡と同じ性能が得られます。この時の精度は、月の上に1円硬貨を置いた時判別出来る精度だと言います。

※パネルからの説明


20m電波望遠鏡 1 VERA20m電波望遠鏡・・・

大型のパラボラアンテナは、最高に関心のある場所になります。今は使用していませんが、サテライトアマチュア無線に引き込まれた時は1.8mのパラボラアンテナを自作しました。

20mと1.8m、比較にはなりませんがパラボラアンテナの威力をたっぷりと感じたことがありました。

青空の下のパラボラアンテナ、威力があります。
20m電波望遠鏡 2 20m電波望遠鏡 3
20m電波望遠鏡 4 真下にあたる場所まで移動し見上げてみました。首が痛くなる角度です。
20m電波望遠鏡 5 太陽とパラボラアンテナ、自分も移動しながらずれてみました。アンテナに対して右の方へと移動しています。
20m電波望遠鏡 6 20m電波望遠鏡 7

アンテナ基礎部 1 アンテナ基礎部・・・

開口直径:20m、高さ:20m、重量:380t・・・ある巨大なアンテナを支えている基礎部分です。

巨大なレールの上を、車輪がリモートコントロールで周回します。撮影している時も何回か動きましたが、ガツンと言う音共に左右に動いていました。可動部分はすり切れており、サビが出るのは仕方ありません。
アンテナ基礎部 2 目の前を右の方向に回っていきました。側で見る巨大なパラボラアンテナ(電波望遠鏡)、最高に迫力がありました。
アンテナ基礎部 3 アンテナ基礎部 4
                         次のページへ →