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        2018春の嵐と田畑の冠水


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2018春の嵐と田畑の冠水・・・

3月9日のことですが、春の嵐の襲来で昨夜からすごい風と降雨に見舞われた岩手でした。一気に気温が上昇し、テレビの気象通報では雪解けによる洪水の避難情報が飛び交いました。沿岸地区での避難警報はまたかと思いつつも、当地江刺の内陸部でも避難警報が出されていました。

まさか我が家ではと思いながら、起きてみてびっくりの家の周辺です。昨日までは真っ白の田畑の雪が一気に溶け、まるで田起こしをした様な状況に水が冠水しています。我が家の裏の畑も一気に雪が溶け去り、水が流れない状態ですからこの有様です。まだ何も植えられていない畑ですが、見事に冠水し他家の影が水面に映り込んでいました。

雨水のしみ込みはあれれと言うほどで早く、夕方にはほとんど水が浸み込み地面が湿ってはいるものの、いつもの様子になっていました。

心配なのは、警報が出されていた沿岸部やその他の地方です。翌日の新聞報道によると、人的被害はないものの交通遮断等で多方面に不便な生活を強いられたようです。それにしてもこの頃の気象状況変化は極端すぎます。これも広い意味での地球温暖化の一現象なのでしょうか、詳しいことは分かりませんが困ったこととしか言えません。

トップの画像は、いつもは水たまり等が無い畑の境界線ですが、急激な雪解け水で水深がかなりありました。長靴で歩いた感じでは深いところで20センチはありましたから・・。
                                                        2018.03.11 作成



ここでは、家の後ろの畑に溜まった水の様子と道路下の田んぼの様子、そして、雪が消え去ったことで現れた植物の芽生え等を撮影してみました。
畑の冠水の様子 1 畑の冠水の様子・・・

だっぷりと水の溜まった裏の畑です。荒れ狂った強風で、枯れかかった木の枝がもぎ取られ散らばっていました。

これを集めて焼却するのが一仕事になります。

下の画像は、水の溜まった様子になります。それにしても一揆の溶けさるので、溜まっているところは良いとして斜面の部分は濁流になり流れてきます。

そんなことから江刺管内でも洪水避難警報が出された地域がありました。
畑の冠水の様子 2 畑の冠水の様子 3
畑の冠水の様子 4 畑の冠水の様子 5
畑の冠水の様子 6 どっぷりと溜まった雪解け水、お隣の家が映り込んでいました。こんな事ってここしばらくはありませんでした。
畑の冠水の様子 7 たっぷり積もった雪に大量の雨が降ると、水なのか雪なのか分からない状態になります。歩いては見なかったのですが、どっぷりと長靴が埋まります。

山地でもこれが流れ出し、雪崩や洪水の走りになります。斜面の土地では危険ですが、裏の畑ではそのまま溶けて地面にしみこんでしまいます。
畑の冠水の様子 8 上の画像場所を遠くへ伸ばすと、草刈りで悩まされる広い畑になります。どっぷりと水が浸み込んでいます。

このままですと歩くこともままなりませんが、太陽の力は素晴らしく、あれから二日経過した今はほとんど乾いていました。
畑の冠水の様子 9 道路脇には除雪の雪が積み上げられ、壁の様になっていましたが、今ではすっかり溶けてきました。隣家の家の側は水浸しの畑になっていました。


田んぼの様子 1 田んぼの様子・・・

雨が降るまでは一面真っ白な田んぼでしたが、あれれと言う間に雨水がしみ込み、すっかり地面が出てしまいました。場所によっては、春の耕起と同じような状況を見せています。

これからトラクターが入り田起こしになりますが、それまで湿っていると作業能率が低下します。

遙か彼方の西山(奥羽山脈)も雲がかかっていますが、これから一気に雪解けが始まり河川が増水します。
田んぼの様子 2 田んぼの様子 3
田んぼの様子 5 おなじみ種子センターの様子です。この周辺で収穫された稲は、種子センタータンクに収納され種籾に加工されて田植えに使用されます。
田んぼの様子 6 私のサイトに良く登場する江刺金札米のカントリーエレベーターです。上の展望台まで何回か登り、周辺の田んぼの様子を撮影しました。

今年も何回か登り、稲の生育の様子等を撮影したいと思います。結構息が切れて大変ですが・・・。


雪の中のキンモクセイ 雪の中のキンモクセイ・・・

降雪と除雪の雪で埋もれていたキンモクセイです。雪が一気に溶けたことにより、埋もれていた部分の木がきれいな姿を見せていました。

冬の間寒気にさらされていた部分は、今にも枯れそうな茶色に変化しています。

雪に埋もれてしまい心配しましたが、取り越し苦労でした。
スイセンの芽 スイセンの芽

キンモクセイの下に植え込まれているスイセンです。スイセンの体内時計は発芽ですよと呼びかける様に芽が出ていました。

雪の下の地面は凍結していません。
ナツスイセン ナツスイセン

こちらはすでに葉の様子がしっかりと作れているナツスイセンです。

初夏までの間に葉が大きくなり、間もなく枯れて跡形も無くなります。

丁度お盆の頃になりますが、か弱い芽の茎がすらりと出てきて、先端部に花が咲き出します。
ギンナンの実 ギンナンの実

これが何であるか、直感的に分かる方はあまりいないと思います。

秋に落果して拾い損ねたギンナンの実です。

まだ臭い殻(果肉)を取り去れば食用になりますが、秋の時とは食味が違い我が家ではそのまま放置しています。

その内に発芽して、周辺は可愛いイチョウの葉が出てきます。


がっちりと積もった雪の下で、フキノトウの芽(通称バッケ)が膨らんでいました。
おわりに

がっちりと積もった雪の下で、フキノトウの芽(通称バッケ)が膨らんでいました。地面にべたりと横になっているのは、雪が溶け去るまで下敷きになっていたせいです。場所によってはまだ出ていないところもありますが、やはり春の訪れが各所に見られます。

今回は一気に溶け去った裏庭と田んぼの様子を撮影してみました。本来であればすでに雪がすっかり無くなり、あちこちに春の息吹を感じるのですが、今年はかなり異変が起きているようです。サクラの開花等はどうなるのでしょうか、気になるところです。

テレビ報道では、南の方のウメやサクラの開花が見られていますが、当地はこれから一気に加速していくと思われます。やっと暖かい日が続きますと、年寄りの生活にもゆとりが出てきます。何よりも灯油の消費量が減るのが嬉しいところです。

早く来い来い暖かい春の日よ・・実感です。
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