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       ASY−91・特務艇はしだて


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埠頭に停泊している全長60メートルの「特務艇はしだて」の全容です。
ASY−91・特務艇はしだて・・・

海上自衛隊艦船フアンの我が家の面々、6月2日に釜石市埠頭まで一走りしました。一つには、特務艇「はしだて」の釜石市埠頭寄港の報道と、激レア艦船登場のタイトルに惹かれたことにありました。もう一つは、行きたいなと思いつつ特別な目的が無かったため、走ることを迷っていた釜石道全線開通(釜石市までですが)の検証にありました。

「特務艇はしだて」は、海上自衛隊艦船の中で唯一自衛隊艦船らしからぬ艦艇であり、共通のグレイの色合い(下半分ほど)が無ければ白一色の観光船とも思える造りの船になります。説明にもありましたが、唯一戦闘用火器(護衛用火器)は装備されていません。ですから、乗船して感じたことは観光船かなと思える造りそのものであり、やはり、「特務艇はしだて」の呼称がぴったりでした。

トップの画像は、埠頭に停泊している全長62メートルの「特務艇はしだて」の全容です。喫水の深さと潮位の関係から埠頭から余り高くないので目立ちませんが・・。

                                                       2019.06.06 作成


PR看板

乗船受付前にあった看板から切り取りました。受付で、乗船時持ち込めない物品の検査がありました。私は首から提げたカメラと、ポケットに入れて置いたストロボをチェックされました。

大きな切り取り画面ですから、ここでは説明等の再掲はしません。じっくりご覧下さい。


ASY−91・特務艇はしだて
・・・

本日は、特務艇「はしだて」へのご乗艇乗員一同心から歓迎いたします。本艇は、平成11年11月に就役しました400トン型の特務艇であります。

「はしだて」の主な任務は災害派遣等への対応及び、来賓客への接遇、広報活動であります。任務完遂のため、日夜訓練に励んでおります。
                                                      ※頂いた資料より転記



係留されている埠頭 1 係留されている埠頭の様子・・・

埠頭の海側近くまで来ると、艦艇ナンバー91が分かりました。それ以上は接近出来ないので、ここからは喫水の深さがはっきりしません。

最初にもふれましたが、埠頭の目線の高さから上は純白であり、青空との相性がばっちりでした。
係留されている埠頭 2 係留されている埠頭 3
係留されている埠頭 4 同じような配置になりますが、かなり埠頭内側に移動して撮影しました。潮位がもう少し高ければ、船体が浮き出てはっきりします。


乗船タラップ 1 乗船タラップがあり、早速乗船してみました。側には写っては居ませんが、白い制服姿の隊員から歓迎の挨拶を受けました。

船は三階構造になっており、見学の私達が乗船出来るのは二階部分からでした。
二階部分の様子 1

階段を下りた目の前の広場には、船の所属と船名が書かれたカーペットが敷かれています。その後ろには大きな舵輪が掲げられ、海上自衛隊ASYはしだてと書かれていました。

下の画像左は撮影場所を移動し旗を組み合わせて見ました。右側は、上ってきた手すりの内側にあったはしだてのエンブレムです。

二階部分の様子 2 二階部分の様子 3
二階部分の様子 4 二階後部デッキから移動すると屋根のかかった場所があり、広い板張りの場所には救難救護の設備が置かれ展示していました。

左側・・・洋上で発生した傷病者に対し実施する応急処置の展示。一例として全身の固定、頸椎、脊髄の骨折、または、骨盤骨折などが疑われる場合、動かないようにするため実施します。

右側・・・心肺蘇生、心臓が止まってしまった場合に実施します。
二階部分の様子 5 二階部分の様子 6
ブリッジ内の様子 1 ブリッジ内の様子・・・

余り広くない艦橋です。

親子連れの男性、椅子に座り帽子をかぶったところで画像を頂きました。
ブリッジ内の様子 2 ブリッジには必ずと言うほどある、船長だけが座れる椅子があります。隊員は絶対に座れませんが、訪問者である我々一般人は自由に座ることが出来ます。

航行中の任務は船長が最高であり、一切の指示は船長が出すと聞いています。
ブリッジ内の様子 3 小さな舵輪ハンドルの前にはしだての画像と、実際に使用しているコンパスが置かれてありました。

三階のデッキにも同じコンパスが置かれ、目盛りを見ていると左右に針が揺れていました。説明をお聞きすると、船は僅かでも左右に位置が変化しています。この変化が目盛りの上の針(コンパス)を動かし、ブリッジにあるコンパスと連動していると言います。

洋上に出ると動きはこんなものではありませんよ・・、そう説明されていました。

下の画像は、救難救護の設備の場所を別のアングルで撮影したものです。
二階部分の様子 7 二階部分の様子 8
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