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           2020半影月食


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二コマ目の画像を横に輪切りをしてみました。左右の明るさの違いで左側がうっすらと暗くなっているのが分かります。
2020半影月食・・・

今日の夕方のことでした。「お父さん、今日の夕方半影月食があるそうだよ!!」、と息子から言われ何のことか分かりませんでした。恥ずかしながら、今晩の月食はいつも見ている月食とは違うと言うことです。月食とは、太陽の光を受けた地球の影(本影)が月の表面に当たると、月の表面が隠されいつも見ている月食になります。

強い光が当たると、当たった物体の後ろには本影と半影が出来ます。普通の月食の場合、太陽の光が地球に当たりその後ろに出来た影で月の表面が隠されます。今まで見てきた月食の現象は、地球がもたらす本影のせいでした。

今晩の月食の場合、地球の影(今日の場合は半影)が月に当たり、月の表面を覆い隠すものでした。いつも見ている本影の月食とは違い、月の表面がうっすらと暗くなる程度の違いになり、気がつかないでしまうことが多いと言います。

当地では今夜は雲が多く流れていました。雲の流れの合間を見ながら息子が撮影した画像を借りて切りだし、3コマに並べて編集してみました。うまく分からないので、最初に一時間前の月の様子、そして、その後の半影の部分が左半分に当たって生じた月食の様子を並べてあります。右下の部分と比較すると、左半分が少し暗くなっています。一般の月食とは違いちょっと見づらいと思います。

トップの画像は二コマ目の画像を横に輪切りをしてみました。左右の明るさの違いで左側がうっすらと暗くなっているのが分かります。これだけでは雲がかかったようではっきりしませんが・・。

                                                       2020.11.30 作成

普通の月 普通の月・・・

2020.11.30、17:31の月の様子になります。

くっきりと晴れていたので全体が明るく、月の海などの対比がきれいに見えていました。

上下左右の明るさは、ほぼ均等です。

撮影レンズは1500ミリ相当になります。
半影月食 1 半影月食・・・

2020.11.30、18:39の月の様子になります。

上の月と同じ場所での撮影ですが、この場合左半分上の方が暗く見えています。

この左側部分が、地球の影(半影)により暗く見えているのです。

言われないと、確かにはっきりとした明るさの差が分かりません。

雲はかかっていませんでした。
半影月食 2 半影月食・・・

2020.11.30、18:39の月の様子になります。

何となく全体がうっすらと暗いのですが、右側の明るさとの違いがはっきりとしています。
おわりに・・・

半影月食の言葉を初めて知りました。今まで何回も見てきた月食ですが、二種類あるとは知りませんでした。ここではネット資料をお借りしてまとめてみました。


11月30日の夕方から宵、地球の半影に月が隠される半影月食が起こる。今年は日本から月食が3回見られるが、いずれも地球の影のうち半影と呼ばれる薄い部分に月が隠される半影月食だ。食の始まりは16時32分ごろ、食の最大は18時43分ごろ、終わりは20時53分ごろで、どれも全国共通である。

食の始まりの時点では、西日本では日の入り前かつ月の出の前であり、東日本でも空が明るく低空での現象なので、ほとんど月食とはわからないかもしれない。食の最大から終了を中心に、月の明るさの変化を追ってみよう。半影月食では、眼視で月の明るさの変化をとらえるのは難しいが、露出を一定にして撮影してみると、月の左上がやや暗くなっている様子がわかりやすいだろう。

ウェザーニュースによると、太平洋側を中心に広い範囲で好天にも恵まれそうだ。11月の満月は、英語で「Beaver Moon(ビーバームーン)」と呼ばれることがある。

半影月食とは、月が地球の影のうち「半影」と呼ばれる薄い影の部分に入り込んだ状態。一般的な月食(本影月食)のように月が欠けて見えることはなく、グラデーションのように片側が少し暗く見える。

                                                        ※ウイキペディア等より
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