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      我が家のケサランパサラン(?)


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二個あるうちの最初のもので比較的きれいな造りに見えているものです。
我が家のケサランパサラン(?)・・・

我が家には今から40年程前の現職の頃、中3女子の子ども達が持ち込んだケサランパサラン(?)と称される不思議な毛玉があります、初めて手にした面白い名前に詳しいことを知りたくなり、西君恵さんの書かれた「ケサランパサラン日記」を入手し、むさぼるように読みました。

早速生徒達(中3)に見せるため、アクリル板を切り透明な箱を造り、おしろいを食べると言うことなので家内から少々分けてもらい箱の底に敷きました。その上に今にも壊れそうな毛玉(直径ほぼ25ミリ)を乗せ封印して展示しました。

珍しさも手伝い、大勢の生徒達が見学に来たことが思い出されます。その後、多数の生徒達から欲しいので譲って欲しいと言われましたが、自分でもせっかく入手した貴重な珍品ですから手放しませんでした。

あの当時、もう一個の毛玉を生徒達が見つけてきて箱に入れてくれました。そんなことで2個になった不思議な毛玉のケサランパサラン(?)でした。

トップの画像は、二個あるうちの最初のもので比較的きれいな造りに見えています。なお、タイトルに(?)とマークを入れましたが、本当にケサランパサランなのか定かでは無かったので(?)の表記にしてあります。

                                                      ※2022.10.06 作成


その後生徒達の熱が冷めたことや、勤務校が変わったことなどで家に大切にしまったのは良かったのですが、自分でもしまった場所を忘れてしまい、いくら探しても見つからないままうん十年が過ぎ去りました。

なお、ケサランパサランの事を思い出したのは、たまたま岩手日報(2022.09.15)のばん茶せん茶の記事に、盛岡市の佐藤さんがケサランパサランの事が書かれており、読んでいて家にもあるよなあと探したのが発端であります。

家にしまって置いた自分の宝物を整理していて、小さな箱を見つけびっくりです。何と箱の三面にケサランパサランと書かれた木の箱に入っていました。アクリルの箱から木の箱に詰め替えたことを、すっかり失念していたので見つからないのは当然です。やれやれでした。

最初に手にした毛玉 1 最初に手にした毛玉・・・

初めて耳にした不思議な毛玉、ケサランパサラン(?)と言うなの毛玉でした。大きさは直径およそ2.5センチあり今にも壊れそうな状態でした。

何となく植物の種子についた毛に似ており、本を読んでもはっきりしたことは分かりません。しかも、おしろいを食べて増えるとは、生物学的にもあり得ないことであり、昔生物学を学んだ私にとって摩訶不思議としか言えません。
二番目の毛玉 1 二番目の毛玉・・・

中心部から垂れ下がる毛が最初の毛玉よりかなり多くあり、明らかに違う種類の個体でした。その他の毛の部分の拡大は同じように見えています。これはピンセットで挟んであります。

下の画像の左は一号毛玉、右は二号毛玉になります。

二番目の毛玉の先端に白い塊がついていますが、下に敷いたおしろいの粉です。
最初に手にした毛玉 2 二番目の毛玉 2

おわりに・・・

あれから40年後の今、やっと日の光を当てて改めて見つめ直してみました。当時は無かったデジカメによる撮影でプリント拡大をしています。

西さんの本に書かれたあるように毛玉が増えていれば面白かったのですが、40年前と全く同じでした。色々な角度から撮影し、毛玉の細い毛先におしろいの粉がついている様子を紹介してみました。
最初に見つかった毛玉の拡大です。太い糸状のものに産毛のような細い毛が生えています。
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