2022酒林(杉の葉のくす玉)1に戻る 

ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 岩手の蘇民祭 ほっづぎある記 心のオアシス
ドキュメント マクロの目 江刺ふるさと探訪記

location:uchinome.jpトップ>ドキュメント2022酒林(杉の葉のくす玉)1>その2

  サイトマップ

仕込桶 1 仕込桶・・・

通称六尺桶と呼ばれる大きな木造の樽です。今では木造の醸造樽などは無いと思われます。

この桶は、大正8年創業当時から使われた酒の仕込樽です。

冬に仕込むため、夏の間乾燥し、使うときは熱湯消毒をして清潔さを保ちました。
仕込桶 2

深さが六尺(約1.8m)あるので「六尺桶」と呼ばれます。

直径は2.4m、高さは1.9mです。使用材は杉の1寸5分(約4.5cm)厚板です。

※樽の案内板より



桶の横には2m四方ぐらいの小さな田んぼがありました。

仕込桶 3 樽には掲示板があり、幼稚園の子ども達の手で体験学習が行われています。

この稲は、「ひめのもち
(もち米)」です。

近所の愛心幼稚園の園児さんが田植え稲刈りをします。

   ※樽の案内板より

酒林(杉の葉のくす玉)・・正式の呼び名は「さかばやし」

造り酒屋の前を通ると、玄関の頭上に大きな杉の葉で作られた球状のものを目にする事があります。目にした時は、単に酒蔵の飾り物ぐらいの理解しかしていませんでした。しかし、酒蔵を訪れて解説文を読むと、杉の葉で作られた緑の玉が防虫殺菌のはたらきを願ってのものと知ると、なるほどなあと思わされました。

一関市の酒蔵跡(世嬉の一)、昔からの造り酒屋では、新しい酒が出来ると、杉の葉で作った「「酒林」 を店先につるしてお客様に知らせました。

酒の神様として信仰の厚い奈良三輪神社(大神神社)の御神木が杉であることから、杉を用いるようになったといわれています。杉や松の葉には防虫や殺菌のはたらきがあります。清潔さを大切にする造り酒屋にはとてもふさわしいものだったわけです。

杉の葉の緑がかれて茶色になって行くのにつれて、新酒も蔵の中でまろやかにおいしい味になっていくのです。

                                                         ※案内板の記載から

酒林(杉の葉のくす玉)の案内
                    ページの最初に戻る →