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location:uchinome.jpトップ>ドキュメント三陸沿岸被災地 その2陸前高田市・長部漁港>その2

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南側から見た岸壁の様子。 漁協(?)建物の前を通り南に進んでみました。瓦礫等は片付いていましたが、防潮堤のコンクリートや水路は壊れてままになっています。

地盤沈下のため、かなりの水深がありそうに見えています。
防潮堤につながる水路 1 防潮堤につながる水路 2
防潮堤間際に放置されている被災漁船。 防潮堤間際に放置されている被災漁船です。船首部分がもぎ取られ×印のペンキが空しく目に入ります。
竣功年月日の書かれた銘板
防潮堤を含めて港湾整備が竣功したのは、昭和54年3月20日のようです。破壊されたコンクリートに、竣功年月日の書かれた銘板です。
漁港の南側を望む、一面冠水して通られません。 南側の方も地盤沈下が大きく、一面の波に洗われています。干潮時ならば南側まで通られそうですが、満潮時は防潮堤の下まで水面が広がっていて通られません。
防潮堤の入り口、ここも通路は冠水しています。 防潮堤の入り口には避難階段の表示があります。扉を閉じた後の非常通路ですが、その痕跡は何も見当たりませんでした。防潮堤入り口付近も地盤沈下し、冠水していました。

漁港北側の広田湾に面した場所。 漁港北側の広田湾に面した場所、ここには廃船が置かれ大型の重機とクレーン船が作業中でした。破壊された防潮堤などのコンクリートを砕き、かさ上げをしているように思えました。

北側から漁港奥を見た様子です。逆光線ではっきりとはしませんが、漁協建物や加工場が取り残されています。満潮時の海水レベルは岸壁を越え、誰も居ませんのでウミネコの遊び場になっています。
空しい海 1 空しい海 2

空しい海 3
満潮時で海水に洗われる岸壁の表面、漁船を繋留する鉄の杭とウミネコ。このような空しい風景がいつまで続くのでしょうか、これから何年かかるか分かりませんが、安心して漁業に従事し生活できる状態になって欲しいと願います。
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