2011年花巻市・全国泣き相撲大会に戻る

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いよいよ勝負です・・・

呼び出しが東西の豆力士の名を読み上げると、親方が土俵下の席に降りて子どもを受け取り土俵上に正面を向いて並びます。この時の抱き方が決まっていて、東方親方は右手で幼児の上半身を抱き、左手で右ももを支えます。西方親方は左右が反対になり、左手で上半身を抱き右手で左ももを支えます。前回は気がつかなかったことですが、今回気がついてなるほどなと思いました。

勝負は、泣いた方が負けとなりますが、「目覚め泣き」「しらんぷり」「微笑み返し」など毎年ユニークな決まり手が登場し、会場は笑顔であふれます。暖かな春の日差しに、元気な豆力士たちの大一番。一生に一度しかないこの貴重な機会に、ぜひお子さんやお孫さんを参加させてみませんか・・・。(会場での案内放送から)

取り組みは親方に抱かれて土俵に登ります。東西で顔を合わせて拝礼をし、「よーっ、よーっ」とかけ声があり二回目でのかけ声で対面(対決)します。その時先に泣き出した方が負けとなります。実際には最初から泣き声を上げたり、終始にこにこ笑顔だったり、全く表情が変化しなかったり、寝ていて目を覚まさない場合もありました。

ここからは、会場で見た対決の様子から可愛い子ども達の表情を紹介いたします。私が座った場所は正面から西方寄りであり、審判役の影虎さんが中央に配置しませんでした。この点をご理解願います。
東西対決の表情から 1 東西対決の表情から 2
東西対決の表情から 3 東西対決の表情から 4
東西対決の表情から 5 東西対決の表情から 6
東西対決の表情から 7 東西対決の表情から 8
東西対決の表情から 9 東西対決の表情から 10
東西対決の表情から 11 東西対決の表情から 12
東西対決の表情から 13 東西対決の表情から 14
東西対決の表情から 15 東西対決の表情から 16
東西対決の表情から 17 東西対決の表情から 18・・・今回のお気に入りかなあ。


番外取り組みを提案する主催者 東西対決番外編・・・

全部の取り組みが終わったところで、主催者から提案がありました。

ここでご提案いたします。会場の皆さん、東方にテレビ岩手、西方にIBCの対戦をして貰いたいと思いますが如何でしょうか。さあ、どっちのテレビが勝か、お願いします。審判はNHKに頼むかな・・。

土俵入りの時テレビ局の方が挨拶されましたが、予想外のことに会場はわき上がり拍手がありました。
親方に抱かれた西方りこちゃん・・・最初から泣いています。 親方に抱かれた東方こうすけちゃん・・・最初から寝ていました。
勝負は引き分けでした。 東方こうすけちゃん盛岡市出身晴山部屋、西方りこちゃん盛岡市出身浅見部屋、「よーっ よーっ」、「よーっ よーっ」、はい、この勝負片方は眠っております。片方は泣いておりますので引き分けと決定いたしました。

テレビ局対決とは思ってもいなかったので、会場が盛り上がりましたね・・。
特別賞をいただく親子 検査役から成績発表をお願いします。この勝負、4対6をもちまして西方の勝ちと決定いたしました。検査役特別賞を発表いたします。

泣き相撲大会協賛各社からプレゼントがありました。どのような基準で決められたのかは分かりませんが・・。土俵上では目録であったように思いました。
最後の特別賞は最新型エコカーでした。 最後の特別賞は、・・高級自家用車、最新型のエコカーで御座います・・。三輪車をいただいたお母さんが喜んでいました。

二回目の撮影になる泣き相撲大会でした。前回の時も書きましたが、知人も子どもを連れて参加したと言います。子どもの健康祈願と共に幼い頃の記念になります・・、そう話してくれた知人を思い出していました。

今回は参加料金一人15,000円(着衣一式、記念品などを含むと言います)。


土俵正面にあるこれからの合い言葉です。

最初にもふれましたが、震災後間もないこともあり開催については関係機関と相談し配慮の結果、子供の健やかな成長を祈願し、将来を担う子供たちの祈願を行いたく開催するものです。また、震災の復興の支援を行いたく、われわれスタッフにできる支援策を検討中であります。(※花巻市HPから)

横断幕にも書かれていますが、豆力士が次世代を背負って立つ主人公になります。被災地の復興はこれからがスタートになります。土俵上で何も分からず泣いたり笑ったりした幼児が、これから成長するにつけて、大震災(岩手では大津波)のことを自分の身体で理解していくものと思われます。子ども達が大きくなった将来、予期せぬ災害をはねのけて、一つしかない命を自分が守られるように成長して欲しいと祈願します。


   がんばれ日本!!  まけるな東北!!


          立ち上がれ岩手!!

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