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   2012二戸市呑香稲荷神社探湯祭・湯沸かし


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釜を湧かす火を守る白装束の男性。
湯沸かし・・・

湯沸かしというタイトルは、編集する関係から分類した私の設定です。正式な神事の流れではありませんでご容赦下さい。ここでは、境内左側に設けられた湯立ち神事の場所、釜の設置や水入れ、薪に火を付けお湯を沸かす場面を紹介します。

9:11 境内の様子・・・

境内左側には縄が張られ、四本の竹と注連縄張り巡らされ結界が造られている場所があります。縄の中には砂が一面に敷き詰められています。

結界の中央には大きな穴が掘られ、中に鉄の棒が三本打ち込まれています。その上に新しい蓋と大きな鍔のある鉄釜(直径60cm程)が置かれています。

また蓋が落ちないようにするためでしょうか、レンガが一戸乗っていました。
境内の様子 1
境内の様子 2 大釜の後ろには祭壇がありますが、本殿での神事の後で飾られます。

係の男性が準備中であり、縄の外から竹ほうき使い砂場にあるゴミを丁寧に掃き取っています。結界に中に入るときは裸足になります。お聞きしたら、裸足で入るのが決まりであるとのこと・・。
境内の様子 3 がっちりと三本の鉄の棒が打ち込まれ、鍔の下で固定されています。

その後、係の男性がバケツで水を運び釜の中に入れますが、この時も裸足にはります。どのくらいの水が入れられたかは確認していませんが、八部目ぐらいは入れられていたようです。
境内の様子 4 境内の様子 5
境内の様子 6 9:33 準備完了・・・

大釜に水が入れられ、点火を待つばかりです。係の男性は二人居りますが、この段階では私服です。しかし、見ていると常にほうきを使いゴミを取り払っていました。

お湯を沸かす 1 10:34 薪に火がつけられる・・・

本殿での神事はまだ始まっていませんが、釜の湯が沸くのに時間がかかります。着火する方はライターを使用していますが、装束が先ほどとは違い白装束になり鉢巻きをしています。結界内に入るときは裸足になります。

乾燥している薪のようで、すごい勢いで燃え出します。
お湯を沸かす 2 お湯を沸かす 3
お湯を沸かす 4 少々風が強くなり、釜の周りをトタンで囲い火の周りを良くします。鉢巻きの正面には呑香社と書かれています。
お湯を沸かす 5 すごい火勢で囲ったトタンが飛ばされます。拝殿での神事が始まる頃になると、木の蓋の下から沸騰したお湯が溢れてくるのが分かります。
拝殿入り口から見た湯立ち神事が行われる場所。二人の男性はすでに白装束になり鉢巻きをして待機します。

参詣者の皆さんは本殿内に入っていますので、誰も見えません。
お湯を沸かす 7・・・神社側から見た様子。 神社側から見た湯立ての場所。地面に置かれたあった結界の縄がピーンと張られています。

十一時過ぎ、本殿内では神事が始まっています。