2008岩手・花巻胡四王神社蘇民祭に戻る


      2008胡四王神社蘇民袋争奪戦


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 ほっづぎある記 心のオアシス  

location:uchinome.jpトップ>岩手の蘇民祭花巻市・胡四王神社蘇民祭2008岩手・花巻胡四王神社蘇民祭
                >2008胡四王神社蘇民袋争奪戦

 サイトマップ


昨年度の優勝者から優勝旗等の返還があり、力餅がまかれたあと神殿から蘇民袋が出されましたが、私の居た場所からは見ることができませんでした。昨年度の優勝者から優勝旗等の返還があり、いよいよ蘇民袋争奪戦が始まります。
審判長の挨拶と諸注意がありました。 争奪戦に先立ち、審判長から注意がありました。

これから蘇民祭争奪戦を1時間にわたって行います。選手は、時計、指輪を外してください。争奪戦の際、刃物などは絶対持ち込まぬこと。途中で袋を持って逃げること歯禁止します。原則としてです。最後まで頑張って下さい。

観衆からは、「早くやれー」の声が出ていました。
神社の高いところや、境内にいて見守る人達です。 境内での争奪戦 1・・・;男衆の後ろに鳥居がありますが、降りる参道入り口になります
境内での争奪戦 2 境内での争奪戦 3
境内での争奪戦 5・・・昨年も参加した人気者のちびっ子です。男衆の上で気勢をを上げています。


裸参りで元気に参道を登ったちびっ子が、男衆の上に乗り気勢を上げます。小学校低学年かなと思いますが、元気に両手を挙げ、周囲の人からやんやの喝采を受けていました。将来すばらしいファイターになるのでしょうね。
境内での争奪戦 5・・・バケツいっぱいの水がかけられました。ナイスタイミングの画像です。 男衆の揉み合う最中に、何回となくバケツで水がかけられます。「わーっ・・」と叫び声があがりますが、もみ合いの熱気で直ぐ蒸発するのでしょうか、湯気が立ちこめているのが見えてきます。

周囲にいるカメラマンとて被りますので要注意です。
境内での争奪戦 7・・・男衆から立ち上る湯気と言いますか、やはり湯気ですね。すごい熱気だと思います。

どこの蘇民祭でも見られますが、もみ合う男衆に必ずと言うほど水がかけられます。もみ合いの肉弾戦ですからすごい熱気が生じています。たちまち辺り一面に湯気がもうもうと漂います。

争奪戦の男衆は、まもなく境内から下の参道に降りていきます。


境内からの参道降り口です。まだ見えては居ません。 争奪戦の男衆が降りてくる前に境内から参道に降りました。木立の中ですが、参道以外の場所は結構な積雪です。

私と同じねらいのカメラマンが場所探しをしておられました。
審判係の長老達、若い頃には頑張った方々です。色々お話をお聞きしました。

降りてくる男衆を監視する審判員の方々です。かつては自ら争奪戦に参加していたと言います。

お話によると、・・争奪戦の勝敗は時間制限があり、社務所入り口の鳥居を出ないと勝敗が決しない・・とのことです。

参道の中央に立ち、先に降りてくる男衆に叫んでいます。
「ここから先には出るな・・、出たら棄権だぞ・・」

ほどなくして、参道を降りる男衆立ちがもみ合いながら降りてきました。

揉み合いながら斜面を降りる男衆 1 揉み合いながら斜面を降りる男衆 2・・・袋もって寝ているからなと言う声が聞こえていました。がっちり抱きかかえているのでしょうか。
揉み合いながら斜面を降りる男衆 3・・・巻き込まれないように参道斜面の雪の中で撮影しました。 揉み合いながら斜面を降りる男衆 4
社務所脇の鳥居からの参道は、45度ぐらいの石造りの階段です。普段でもここの上り下りは危険です。まして積雪時や争奪戦の男衆の一団は降りてくるのは無理です。

と言うことで、石段手前から参道を外れ斜面を滑り落ちてきます。私も居場所の安全を確認し、男衆の一団を待っていました。

斜面の下には薄氷が張った池があります。そばで見ていた古老から、「池に袋を投げろ・・」とげきが飛びます。しかし、投げられることはなく水辺での取り合いになりとなって麓へと降りていきました。降りながら若い人は、「おんかなかったから、投げられないよ・・」と叫んでいました。
山麓斜面にでた男衆 1
山麓斜面にでた男衆 2・・・左側には薄氷が張った池がありました。 山麓斜面にでた男衆 3・・・斜面からやっと参道に出ました。
社務所鳥居手前での争奪戦。 社務所入り口の鳥居手前の争奪戦です。胡四王と書かれた半纏を着た審判がしっかりと見ていました。

いよいよ最終段階へと進みます。

争奪戦のゴールになる鳥居です。

審判の方がお話ししていた・・社務所入り口の鳥居を出ないと勝敗が決しない・・その鳥居です。

奥の方に争奪戦の男衆の一団が見えています。私も撮影しながら追いかけてきましたが、社務所脇を通り過ぎた頃に進む方向が大きくずれ込みました。

多分宮司さんの家の庭だと思いましたが、側のビールハウス車庫に入り動かなくなりましたが、やっと参道を進んできました。

しかし、両側が田んぼの場所で参道から田んぼに転がり落ちて、ここでの取り合いになりました。先ほどお聞きしたことに、・・争奪戦の勝敗は時間制限があり・・とのことでしたが、鳥居までは行けそうもないので終了となったようです。

田んぼに転げ落ちてもみ合う男衆 1 田んぼに転げ落ちてもみ合う男衆 2
終了の合図は、花巻市消防団のラッパ手が合図を鳴らします。

画像データで判断すると、審判長の合図からここまでの時間はおよそ1時間15分位経過していました。
ラッパ手が争奪戦終了を告げます。
審判員が結果判定をしています。どなたが今年の勝者でしょうか。

今年の胡四王神社蘇民祭撮影は二度目になります。昨年は暖冬で雪がほとんど無い状態でした。厳寒期とは言え、雪のないむき出しの土では怪我をする方があると言います。

今年もこの時点で現場から離れて帰りました。肝心の勝敗結果や、社務所での権現舞の奉納は見ることが出来ませんでした。

岩手県内の蘇民祭は胡四王神社が最初です。私の近場での蘇民祭は、一月には江刺区伊手地区熊野神社蘇民祭、平泉町毛越寺の二十日夜祭、そして二月の黒石寺蘇民祭へと続きます。

                      ページの先頭に戻る →