2013田んぼアートあれこれに戻る


    2013田んぼアート・水沢区アテルイの里


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 岩手の蘇民祭 ほっづぎある記 心のオアシス
ドキュメント  

location:uchinome.jpトップ>暮らしの表情>催しアラカルト2013田んぼアートあれこれ>水沢区・アテルイの里

 サイトマップ

メインのひとめぼれ品種を取り組みました。

奥州アテルイの里・田んぼアート・・・

私にとって身近でもありおなじみの水沢区アテルイ田んぼアートです。今回で六回目になりますが、今年からアートのレイアウト画面が二方向に変わりより精密な描写が出来る様になっています。従来はアニメキャラクターは上の田んぼにデザインされており、メインのデザインは物見櫓下の田んぼに描かれていました。

今回からメインのデザインが櫓西側に変更になっていたのを櫓に登るまでは気がつかないでいた私でした。


2013奥州アテルイの里田んぼアート・・

今年で6回目の「田んぼアート」です。6月2日に総勢200名で、5種類の稲で田植えをしました。作品は、高さ20m「物見櫓」から展望して丁度良い眺めとなる様に設計されています。

稲の成長とともに日々姿を変える生きたアートをご覧ください。

「バイキンマン」 面積10a、喜多川歌麿 高名美人六家「扇屋花扇(おうぎやはなおうぎ)」

※会場で頂いた資料から





従来ですと田植え後から現地を訪れて撮影していましたが、体調不良で今年は二回(7月19日と8月10日)しか訪れていません。その時の画像をまとめて紹介したいと思います。


バイキンマン 1 バイキンマン

物見櫓からの眺めですすが、今まではこの場所から見下ろした田んぼに二枚のアートの展示がありました。

最初櫓に揚がるとき、バイキンマンしか見えなかったので「あれれ・・」と思いました。

今までは、画面上部の田んぼにアニメからのキャラクターがデザインされ、櫓下の田んぼにメインのデザインがレイアウトされていました。
バイキンマン 2 バイキンマンの全景です。このバイキンマンから5種類の稲が判別できるでしょうか。

メインの稲は特別栽培米のひとめぼれであり、黒色、茶色、緑色、白色となっています。
バイキンマン 3 顔の中心部をぐーっと拡大して見ました。大きな画面では、それぞれの稲の様子が分かります。

まだ穂が出てはいませんが、穂が出ると微妙に色合いが変わってきます。

櫓からの眺め 1

美人画・・・

今年から櫓西側の田んぼを利用して描かれた美人画です。

目の下に広がる歌麿の美人画、丁度見頃を迎えており思わず「凄いなあ・・」と見とれてしまいます。

目線の延長の市街地は奥州市水沢であり、さらに目線を遠くに移すと奥羽山脈になります。

櫓からの眺め 2

ここからは美人画を徐々に拡大してみました。

美人画がレイアウトされた田んぼは30aあり、昨年までと違い櫓下の広い田んぼ一杯に表現されていました。

画面上部中央に見える建物が、奥州市文化会館「通称Z ホール」になります。

 

櫓からの眺め 3 美人画全体を切り取ってみました。顔の色合いと区画、髪に挿された飾り、手にしたキセルが分かります。
櫓からの眺め 4 さらに顔を中心に拡大します。ここで一番気に入っているのが目のポイントです。そして、口元の色の違い・・。

画像処理しながら編集して思うのが、今まででの最高の出来映えだと私は思いました。

以前から気になっていましたが、櫓から見下ろした田んぼの縁「画面構成の基準」が斜めになったいたことから、作画をされる担当者が苦労していただろうと思っていました。

今回はそれが解消し、思い切ったデザインで表現できたと思います。
櫓からの眺め 5 頭の拡大です。

櫛等の知識がありませんので、うまく説明できないのが残念です。
お気に入り画像です。 7月19日に訪れた時のお気に入りです。

快晴ではありませんが、西山(奥羽山脈)がきれいに見えており参観者が多かったのです。

櫓での見学が終わり、通路を帰る時のご夫婦が見とれている瞬間を記録しました。

男性はしばらくこの場に立ち止まり、カメラでアングルを決めて撮影していました。

説明板から 1 原画と田んぼアート用にデザインした画、遠近法でデザインした画が展示されていました。
説明板から 2

ちょっと不鮮明ですが、田んぼに遠近法での座標を入力し、美人画のデザインがロープで造られています。

以前の記事で見た記憶がありますが、GPS測定器でピンポイント入力していきます。

ポイントはかなりの数になりますが、緻密なデザイン描写には欠かせないと言います。


櫓天井に回された風鈴 1・・・ちぎれて短冊がほとんどありません。 8月10日、二度目に訪れた時のことです。

櫓の下まで来た時、一緒に歩いていた息子から「スズムシが鳴いているね」と言われて耳をすましました。

耳をすますと、スズムシの鳴き声の様な音が聞こえてきました。この場所にスズムシが大量にいるわけがないので、不思議に思いました。

櫓に登ってびっくりしたのは、風鈴を吊した竹が天井四方に固定されていたことです。
櫓天井に回された風鈴 2 櫓の上には心地よい風が通り抜け、竹に吊された風鈴から心地よい音が響きます。数えてみたら、一連の竹に30個、周囲では120個の風鈴がありました。

たまたまですが、保存会の方が居られたたのでお聞きしました。「カラスの糞除けのため」だと知り驚きました。

画像処理しながら気がつきましたが、風鈴に吊された短冊がほとんどちぎれています。

後日現場を訪れた弟から聞きましたが、風鈴は無かったようです。
                     ページの最初に戻る →