石鳥谷町・八幡田んぼアート・・・
家から40分ほど北に向かった石鳥谷町、宮沢賢治の童話をテーマにし地域活性化を目的にした「八幡まちづくり協議会」が企画した田んぼアートです。今年で四回目になりますが、私の記憶によると初回は、「南部杜氏のアート」がこの地でありました。
田んぼアートが行われている場所は、石鳥谷道の駅東にある生涯学習館駐車場から見下ろした田んぼになります。
今年のテーマは宮沢賢治の童話「なめとこ山の熊」が題材でした。一年ぶりに田んぼアートを見て、最高に可愛いなめとこ山の熊たちでした。
駐車場の高台と田んぼの間には東北線の線路があり、その上にかなりの数の架線が張られています。現地で見下ろす時間帯により、架線が太陽光を反射してせっかくの田んぼアートに支障を来します。見学するだけならば気にならない架線ですが、画像として田んぼアートを記録することになると邪魔になります。一番良いのは午前中に現地を訪れて反射の少ない時間帯に見学し、気に入った画像を撮影することだと思います。
また駐車場東側には田んぼアートの幟とその脇に大型パネルが設置され、まちづくり事業のねらいと共に実際に作業されている様子やタイトルについてていねいに解説されています。私たち一般の参観者にとって、このパネルの表示が何よりの贈り物でもあり、苦労して取り組んでいることを共通理解すると共に、眼下に広がるアートの内容が一目にして理解できるからです。
あくまでも参観者の立場としての発言ですが、初回から表視されている取り組みに敬意を表すと共に今後もますますの発展を願う気持ちで一杯になります。他地区の田んぼアートでは、ここまで徹底して掲示されているところは見たことがありません。
現地のパネルから・・・
主催 八幡まちづくり協議会 八幡田んぼアートプロジェクトチーム
平成25年度 八幡田んぼはアート キャンバス展示中
6月2日青空の下 110人が参加して田植え体験をしました。
復興に向けて、支え合いと信頼の心で「つながろ!岩手」
この事業は、花巻市石鳥谷町のコミュニティー組織の一つである「八幡まちづくり協議会」が平成22年から実施しています。田植えや稲刈りなどの自然体験を通して地域内外の参加者の交流を図ります。
また、稲の生育による変化に興味を持ちながら鑑賞することにより自然に感謝する優しい心を育みます。イベント実施による地域の活性化も目的としています。
田植え 6月2日(日)
面積 2,456平方メートル
稲の種類 4種類
稲刈り予定 10月6日(日)
デザイン 鎌田 愛子
協力 岩手県立産業技術短期大学校
(株)長澤工務店
(有)ITY設計事務所
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