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    2014田んぼアート・あぐり平泉ライスアート


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長刀を背負い、やあーっと気合いを入れる姿の弁慶です。
6月30日に撮影した弁慶の勇姿です。

あぐり平泉町・ライスアート・・・

6月16日のことでしたが、平泉町長島地区で行われている田んぼアート、「第6回ライス・アート in ひらいずみ」の田んぼを見てきました。約1ヘクタールの田んぼですから、長い所でおよそ100mほどある巨大なアートになります。

田植えが行われて二週間ほどですから、アートの区画や稲の品種の枠等がそのままになっていました。ちょっと見には品種色札が気になりますが、まだまだ伸びきっていないので仕方ありません。でも、私にとっては品種の色別がはっきりするので良い記録になりました。

周囲の様子を見ると、いつもの年よりライスアートの幟旗が多いなあと思います。テーマはそのものずばり、「平泉 弁慶」の長刀姿です。もう少し伸びて株間が埋まる頃、また訪れなくては・・。

撮影してから二週間後にページを作成していますが、そろそろ稲の株間が埋まり見頃になってきていると思われます。
近いうちに訪れてすっきりとした弁慶の姿を紹介したいと思います。

6月30日に再度現地を訪れ、その後の生育の様子を撮影しました。一ヵ月後の様子でもあり、稲の株間がかなり埋まっており品種の色がきれいに出ています。あと少しで株間が見えなくなりますが、七月末ごろに訪れて完全に描かれた弁慶の姿を紹介したいと思います。

トップ画像二段目はその時の様子であり、文句なしに完成に近づいています。
                                                      (2014.06.29 作成)
                                                      (2014.07.10 追記)


6月16日、橋の上から・・・

田んぼアートの場所は、国道四号平泉バイパス柳の御所交差点から高舘橋に向かい、渡り終わる手前の北側(同町長島の高舘橋付近)水田になります。例年田植えが行われる田んぼより、一区画東側に移動していました。従って、橋の上から見る位置が例年より低い位置になっていることになります。

眺めて撮影するには橋の上が最適で、そのように眺めた時が遠近感がはっきりするように設計されています。弁慶の顔の中心線を正面の基準にし、それより少し左側と右側に意図的に撮影場所を移動させて撮影しています。とにかくスケールのでかい100m×100mの大型企画田んぼです。長刀の先端部から足下まで100mほどあるのですから・・。

高舘橋の上から眺めるには、橋の左側ぎりぎりに車を止め短時間に撮影しなければなりません。以前は下の道路に車を置き歩きましたが、炎天下かなりの距離になり大変でした。交通量はそれほど多くは無いのですが、大型車両も走りますので細心の注意が必要です。
橋の上から 1 かなり手前から見た様子です。昨年よりも田んぼが東側に移動したのかなと思いました。

この位置ではアートの姿が斜めになりずれ込んでいます。

いつも眺める束稲山はのどかに見えています。
橋の上から 2 弁慶の身体の中心線を基準に、左右に弁慶、平泉の文字を並べてあります。
橋の上から 3 手前に掲げた左手を基準に配置してみました。

平泉の文字が斜めになりますが、何とか安定した姿に見えています。
橋の上から 4 手にした長刀の柄の先を基準に配置してみました。

なんとなく歌舞伎役者の演技の一場面(みえを切る)に見えてきます。

弁慶あれこれ 1 弁慶あれこれ

弁慶の姿を分解し、それぞれの場面に構成してみました。

遊びの画面構成です。
弁慶あれこれ 2 袴から上の部分の拡大になります。品種札がとれれば、顔の表情がはっきりとしてきます。

それにしても、長刀は長いのです。
弁慶あれこれ 3 袴の部分と足の部分の様子です。裸足の下は足駄ですね。
弁慶あれこれ 4 「やあっ」と広げた大きな手を切り取りました。
弁慶あれこれ 5 顔と長刀の刃の部分が光ります。

ライスアートの幟旗 最初にも書きましたが、以前に比べてライスアートの幟旗が多くなったなあと思いました。どこの会場でも同じことを感じますが、田んぼアートの幟旗は雰囲気があふれ見ていて心が和みます。

下の二枚の画像は、平泉と弁慶の文字の切り出しです。まだ株間も十分ではないのですっきりしませんが、そのうちに迫力ある文字の塊になります。
平泉の文字部分 弁慶の文字部分

橋の下から・・・

橋の上で撮影していたら雨降りになり、そのまま橋の下まで移動しました。毎年訪れるたびに橋の下に移動します。ねらいは田んぼアートに関わる資料等の掲示を期待してのことです。残念ですが、最初のころは資料等の掲示がありましたが後半からは何もありません。

私も含めて見学に来られる方は、何をどのようにしたかの資料説明を期待しています。資料の掲示等の作業が大変なのは分かりますが、何とかお願いしたいものです。
ラースアート田んぼに入る道路 ラースアート田んぼに入る道路です。5月31日に田植えをした時の看板がそのままありました。
目線の高さで見た様子 1 橋の上から眺めると素晴らしい田んぼアートですが、地面の高さか見ると遠近感が無くなり様子が一変します。

巨大な田んぼの平面を一枚の紙に見なし、10m以上の高さから見下ろした時に適正な配置になるよう、遠近法を取り入れてレイアウトされています。

左端が弁慶の左足の下駄の部分です。左上の文字は弁のはずですが・・・。
目線の高さで見た様子 2 右上から長刀の先端部、その下に広げた手があります。

黒い部分は文字ですが、並びからして泉ですが分かりません。

下の二枚の画像は、残った苗をそのまま植え込んで置いたものです。黒と白がはっきりとしています。
残った苗 1 残った苗 2
地面で逞しく生き残っている苗 植えられた苗箱の床部分が、大量に放置されてありました。地面に置かれた苗床から水分をもらい、この場で逞しく生き残っている苗に目が行きました。

稲の株間が埋まり、逞しくもきれいな様相を見せる弁慶の姿を追いかけたいと思います。近々その後の様子を撮影する予定です。
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