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大名行列の一隊が退場したあと、進行係の女性から声がかかりました。

暑い中ご苦労様で御座いました。本日のお殿様、気仙沼二郎さんはプロレスラーとして活躍して居られることはごぞんじでしょうが、実は歌手としても活躍されて居られます。ここでお殿様に一曲歌って頂きたいと思いますが・・。
殿挨拶 1 気仙沼二郎さんから・・・

わたしはCDを二枚出しておりますが、その中から「俺の海」と言う歌をご披露いたします。

さっぱり売れないのです・・
とぼやいていました。

チャンピオンベルトを手にし歌う二郎さん、歌に合わせて会場の皆さんが手拍子を取り景気つけしてくれます。

プロレスラーと言うハードな印象から受けるイメージとは違い、優しいムードの歌だなあと思いました。
殿挨拶 2 殿挨拶 3
殿挨拶 4 殿挨拶 5

もちまき 1  もちまき・・・

まつりの締めくくりはもちまきです。ステージから巻くのは三人、家臣代表の方、姫役の中学生、そして殿役の気仙沼二郎さんです。腰元役の方はステージ下でまいていました。

私の目の前でまきますので、時にはカメラを持つ私にぶつかることもありましたが、重たいカメラを持つ私はとっさにしゃがんで拾うことは出来ませんでした。

残念ですが、レンズ目線で追いかけて撮影していました。
もちまき 2  画面中央上に投げられたモチが三個見えています。多分子ども達が追いかけて拾ったと思われます。

モチ巻きを見ていていつも思いますが、拾う方は数多く拾いたいので必死で動きますが、思うようにはいきません。
もちまき 3  ステージ上では、家臣代表、姫役、殿様の三人が手にしたモチを投げ上げます。「こっちさー」の声があちこちから上がります。

目の前では腰元役の女性が両手にモチを持ち、上に投げますがあまり遠くには届きません。そのモチが私にもぶつかるのです。
もちまき 4  もちまき 5 
もちまき 6  もちまき 7
もちまき 8  もちまき 9
もちまき 10  モチ巻きは時間にして三分程あったでしょうか、あれれと言う間に終わったようでした。沢山拾った方は袋に入れて笑顔一杯です。

モチ拾いの秘訣は意外と簡単です。投げられてくるモチを目線で追いかけてもつかめるものではありません。上を見ないで地面を見て、ひたすら拾いまくる。

さて、実際はどうでしょうか・・。

もちまき 11・・・高々とモチが投げ上げられましたが、8個あるモチの行方はどなたの手になったでしょうか。。
もちまき 12・・・これで終わりました有り難うございました。深々と頭を下げる家臣代表の方です。 

モチ巻きは見ていて楽しいと言いますか、何とも言われない雰囲気を感じます。大げさな言い方をすれば、日本人である私達にとって日常食べていないモチは特別なものと言えるからです。年の初めの新年、大きなモチをお供えにし神前にかざり、一年の家内安全、五穀豊穣、学業成就を祝うのが常です。

そんなことを思いますと、古来から祝い事には欠かせないモチの存在でした。改まってモチを食べる意義等をネットで調べてみました。


・・・餅は神饌として御神前にお供えされたり、年中行事に深い関わりを持つハレの日の食べ物として神聖視されてきました。正月に一年の無病息災を祈り、餅を食べる歯固めの習俗が、既に平安時代の貴族社会に見られることなどからも、餅撒きなど餅に関する儀礼も古くからおこなわれていたと考えられます。

餅撒きの意味については、幾つかの意味が考えられます。建築儀礼の一つである上棟祭では、散餅散銭の儀と称して、建物の屋上より土地の四方に向かって餅や貨幣が撒かれます。これは土地の神に対するお供えの意味があるといわれています。

また厄祓いでの餅撒きでは、餅を撒くことにより、厄を祓うことができるとも考えられているようです。厄年に厄餅と称する餅を道端に供え、通りがかりの人に持ち帰ってもらうことにより厄祓いをおこなうという地方もあるようで、これも同じ趣旨のことといえます・・・。
                                                           ※ネット資料から



実際にモチ巻き場面で拾う場合、他人に遠慮していてはもぎ取られてしまいます。一心不乱になりモチをゲットする必死の行動が不可欠です。もちろんですが、カメラを持っていては出来ない相談です。

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