海上自衛隊砕氷艦「しらせ」寄港に戻る

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艦首側から・・・

南極海で活躍する砕氷艦ですから、その仕組みを資料から転記してみました。現場での撮影は、停泊位置が限られているので撮影するために立ち入ることが出来ませんでした。


砕氷の仕組み

1.連続砕氷・・・氷厚1.5メートルまでの氷は、強力な推進力で連続的に砕氷して前進します。

2.チャージング(ラミング)砕氷・・・氷厚1.5メートル以上の氷は、一旦艦を200〜300メートル後退させ、最大馬力
  で前進し、氷に乗り上げ、艦の自重で氷を砕きます。(※資料より転記)
南極海に浮かぶ砕氷艦しらせ 頂いた資料表紙から切り出してみました。

艦首船底の特殊な構造により、航行しながら氷に乗り上げ、船の自重で氷を砕きながら進むと言います。

この画像は、1.5mの氷に乗り上げ押し砕きながら進んでいる場面です。
艦首側から 1 ほぼ真横から見た艦首の様子です。しかし、一般の船舶と比べると水を切る角度と言いますか、艦尾の様子と同じと言えそうです。

下の画像左は船首下の様子で、この部分を厚い氷に乗り上げて進むため、喫水がかなり浅くなっています。

艦首右先頭部にある「しらせ」の文字です。丸みを帯びた艦首です。
艦首側から 2 艦首側から 3
艦首側から 4 係留されている様子です。可能な限り艦首側に接近し、広角レンズで切り取ってみました。
艦首側から 5 艦首側から 6
艦首側から 7

艦首側から可能な限り取り込んで見ましたが、接近出来ないこともありこれが限界です。

それにしても、いつも見ている船舶の船首(艦首)側とは大違いです。

艦首側から 8 艦首側から 9


艦尾側から 1 艦尾側から・・・

係留場所の関係から、撮影出来た画像も多くはありません。駐車場の車越しになり、気に入った状態での画像にはなりません。
艦尾側から 2 岸壁前からの撮影ですから、写り込む範囲が限定されます。搭載されているヘリコプターの発着場(ヘリポート)の空間だと思われます。
艦尾側から 3 艦尾側から 4


かなり離れた場所から撮影した艦尾側の様子。
おわりに・・・

9月3日でしたが、一般公開が無いことを承知の上で大船渡港に出かけてきました。大船渡港に寄港する大型船舶は数多くあり、そのほとんどは野々田埠頭でした。今回は対岸に位置する赤崎地区の山口埠頭は初めて訪れる場所でした。現場に入ってみて、なんでこんなに不便な埠頭に寄港したのか不思議でなりません。

案内資料に記入されてありましたが、−13m(水深)の関係と喫水の大きさに関係があるようで、対岸の野々田埠頭とは違った場所になったようです。震災復旧対策で工事中の埠頭の様に思えました。そのため駐車中の車両が妨げになり、138mの「しらせの」船体全容が記録出来なかったことです。このことは凄く残念でなりませんでした。また、 一般公開が中止については諸般の事情によりやむを得ないことだと思われました。

たまたまですが、平成4年度から沿岸地区に兼務した際に宮古港に寄港した「初代しらせ」を撮影していました。その時撮影した写真をスキャナーで画像化しましたので、次のページで紹介します。デジタル画像とは違いすっきりしませんが、「初代しらせ」の様子を知る参考資料としてご覧下さい。

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