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         正月準備・御幣束切り


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台帳を見ながら五色年神という御幣を組み立てている場面
正月準備・御幣束切り・・・

早いもので、あと十日ほどで新しい年の区切りのお正月がやってきます。例年と比較して雪の無いこの頃ですが、寒さは変わらず年の瀬を感じさせます。

お正月と言いますと、私が住まいする地域では御幣束切りと言って、新しい年を迎えるために神棚飾りをどこの家でも行います。lこの時欠かせないのが神棚などに飾る御幣束があります。今年の我が家は、地域集落の班の係を担当しているので、朝から氏神様の神官が行う幣束切りのお手伝いをしました。

最初はこの場で和紙をたたんで切り取るのかなあと思っていましたが、何せ40世帯ほどの準備ですから事前に部品として切り取ってこられ、集落会館で各家の台帳を見ながら組み立てていきます。組み上がった御幣束は各家によって皆違いますので大変です。組み上がった順序に係が受け取り、午後からの配布のために机に並べていきます。

撮影許可を頂いて、その様子を記録したのでまとめて紹介してみます。なお台帳には世帯主の名前が記入されていますし、金額も明示されることになります。これは個人情報になるので塗りつぶすして分からなくしてあります。少々見にくくなる場面もありますがご容赦下さい。

トップの画像は、台帳を見ながら五色年神という御幣を組み立てている場面です。

                                                        2018.12.19 作成


集落台帳 1 集落台帳・・・

神社の財産とも言える台帳と、私の集落名「八幡」と書かれた短冊が見えています。短冊には、各家の世帯主名と金額が記入されています。
集落台帳 2 御幣束の種類が各世帯事に記録され、それを見ながら組み立てていきます。五色白色各一本、台付四垂五本、四垂九本の文字が読み取れます。

五色年神 1 五色年神 1・・・

五色の色紙を切って組み立て、それを折りたたんだ白紙に貼り付けていきます。

見ていると、この五色年神がかなり多く配布されているようです。
五色年神 2 五色年神 3
五色年神 4 五色年神 5

五色年神 6 五色年神 2

組み立てたが同じです。手元には五色の切り抜きが重ねられています。その下には世帯事に配布される年神様、恵比寿様が見えています。
五色年神 7 五色年神 8
五色年神 9 拡大画面です。
五色年神 10 これが配布される一セットになります。この世帯の場合、上から五色年神、新山神社初詣でのご案内、御幣の説明図、年神様、恵比寿様、大国様の三枚がセットになります。

各戸配布 1 各戸配布・・・

先ほどの場合より一種類多く、四垂が追加され、神社の御札、そして、世帯事の負担額が置かれます。

ここまで来て、この一セットが係に配布されます。係の四人は各班ごとに区分けして並べ配布に供えます。
各戸配布 2 各戸配布 3
配布を待つ御幣 1 各班ごとに並べられた御幣と年神様、御札のセットになります。
配布を待つ御幣 2 これは私の班であり、一番世帯数が多く13世帯にあります。各世帯の負担額も3,000円から5,500円まで色々です。午後の配布では、神官様に拝んでもらってから世帯事に配布します。
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