北上駅に12:02に到着した列車は、蒸気機関車だけ点検のために列車から離れた場所で待機していました。列車車体の表には、宮沢賢治ゆかりの銀河に因んだ模様がレイアウトされ貼り付けられています。きれいな画像がありましたので記録して見ました。
「SL銀河」に乗ると、いつの間にか、賢治の世界へと誘われていくことに気づく。まさに「時空を超える旅だ」。わたしは、娘と一緒にSL銀河に乗り、地球が空まで伸びているような賢治の「小宇宙」の中に、親子の絆を感じることができた。その旅はどのぐらい続いたのだろうか?、ほんとうにたった4時間余だったのだろうか?、娘と私にとって、それは一生続く旅になったに違いない。
ロジャー・パルバース
「銀河鉄道の夜」の世界に登場する星座や動物がデザインされた車体
SLが牽引する4つの客車に描かれた模様は、「銀河鉄道の夜」の登場する星座や動物たちがモチーフです。はくちょう座、わし座、さそり座、ふくろう、ラッコ、さぎなど、まるでそのまま物語の中から飛び出したかのようだ。また車体を染め上げているいるのは、奥山清氏が選んだこだわりの「青」。トーンが異なる8色もの青を塗り分けることで、夜が明け朝へと変わりゆく空を表現しています。ジョバンニとカンパネルラの2人が乗っていたのも、こんな列車だったのかもしれません。
駅で頂いた資料「SL銀河」より転記
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