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JR東北線の東側に拡がる田んぼ・・・四郎とかん子の兄妹、雪沓をはいてキックキックと野原を歩き、「堅雪かんこ、凍み雪しんこ。」と歌いながら森の近くまで来ました。
森の中から、白い子狐の紺三郎が「凍み雪しんしん、堅雪かんかん」と歌って出てきました。
※頂いた資料から転記 |
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兄の四郎大きな耳タブと笑顔が素敵です。 |
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妹のかん子と子狐の紺三郎。
彼らは歌で掛け合いをしているうちに仲良くなり紺三郎が持っていた団子を差し出しました。
しかし、かん子は子狐の紺三郎が自分たちをだまそうとしていると思い、「狐の団子は兎のくそ」と言ってもらうのを断りました。
紺三郎は笑って「そういうことはありません。狐が人をだますというのは酒に酔った大人や臆病者の話であり、狐は無実の罪をきせられているのですよ。」と云いました。 |
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子狐の紺三郎
そこで、今度開かれる幻燈会に二人を招待し団子もその時に振る舞うと約束しました。
キックキックトントン、キックキックトントン、三人は林の中で一緒に踊りました。
入場券をもらった二人は、喜んで家に帰りました。 |
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歌い出して踊る仲間の狐たち
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青白い大きな十五夜の月 |
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青白い大きな十五夜の月の下、踊り合う四郎とかん子。 |