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    胆沢ダムフェス2019 in 秋 湖面巡視


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尿前(しとまえ)渓谷に架かる橋で、ここから焼石岳への登山道の登り口になります。

胆沢ダムフェス2019 in 秋 湖面巡視体験会・・・

秋が深まりつつある10月末のことでしたが岩手県発行のダムニュースを見ていたら、胆沢ダムで今年も湖面巡視体験会を実施するとの記事を目にしました。今年で数回実施されていたこの催しについては知りませんでしたので、早速ダウンーロードをして詳細を調べてみました。

おなじみの胆沢ダムで今まで何回か胆沢ダムフェスティバルが開催され、その中のイベントの一つに「湖面巡視体験会」が実施されていました。知らなかったこととは言え早速電話で乗船希望を申し入れ、まだ定員に満たないのでよろしいですとの回答を頂きました。


湖面巡視体験会・・・

毎年好評の船による湖面巡視体験会を今年も実施します。この機会に広大な奥州湖の巡視を体験してみませんか。ご参加をお待ちしています。開催期日は令和元年10月26日(土)〜10月27日(日)、運行回数一日5回、定員は各回6名の一日30名の二日間。乗船希望は電話予約制。
                                                     ※ダウンロードした資料より


私は電話連絡して許可を頂いたのは10月26日(土)の2回目になりました。各回の乗船体験は30分の予定で実施されます。

トップの画面は尿前(しとまえ)渓谷に架かる橋で、ここから焼石岳への登山道の登り口になります。あいにくでしたが焼石岳方向には雲がかかり、山の方向ははっきり見えていません。

                                                       2019.11.26 作成



10月26日(土)の2回目11:00〜11:30の湖面巡視体験会に参加するため、かなり早めにダム管理支所を訪れました。受付まで時間がありましたので、しばらくぶりに開放されている屋上に出てみました。少々曇っていましたが風が無く良い日和になっています。

気になったのは、お昼頃なので太陽が真上に来る事からダムの南側斜面が日陰になります。南側の斜面の紅葉等があまりうまく描写されないなあと独り言です。

資料によると運行コースは、船着場(出発点)→ダム堰堤下→取水設備→一気に横切り尿前渓谷入り口→石渕ダム堰堤(増水しているので10m水面下とのこと)→ここからクルージング60km/hで飛ばし胆沢川源流→猿岩→取水設備→出発点(終点)のコースでした。たった30分ほどの湖内巡視ですが、今まで予想もしていない巡視体験会です。ダムの湖面から周囲をゆっくりと眺める最高の機会でもあり、6名の乗船者は言葉も出ないくらい興奮していました。

私は撮影する事から一番前に場所を頂き、撮影に夢中になっていました。ボートの上から撮影する醍醐味は、83歳の老人を最高に興奮させてくれました。周囲はきれいな紅葉真っ盛りです。いつもはダム周辺の道路から眺めていた私ですが、今日は念願叶ってのボートに乗船してのクルージングです。

内容がかなり多くありますので、巡視コース事にまとめてみました。

ダム管理支所屋上から 1 ダム管理支所屋上から・・・

しばらくぶりに屋上から眺めてみました。堰堤通路を中心に、手前の方からの眺めになります。天気が良かったこともあり、普段より人出があり広い堰堤上を散歩している方々が見られました。

それにしても水が濁っています。少し前までは渇水状態になり、水位がかなり低下していたことが信じられません。
ダム管理支所屋上から 2 ダム管理支所屋上から 3
ダム管理支所屋上から 4 この通路は立ち入り禁止の場所です。画面中央の左側が斜面になり湖面に続きます。

後ろの山々は紅葉がきれいになり、紅葉真っ盛りです。通路に駐車しているのは所員の乗用車だと思われます。

この場所は満水時に溢れた水が流れる場所になります。
ダム管理支所屋上から 5 左側の部分の拡大画面になります。斜面の端が湖面に落ちています。白い外壁の水平部分に泥の跡がついていますが、最高に増水するとこの場所まで水位が上がることを意味しています。
ダム管理支所屋上から 6 屋上から湖面を見下ろすときれいな風景になります。あと20m程でしょうか、満水時になるとこの場所は水面下になり、見渡す限り平面になるはずです。めったにないことだと言いますが、私も見たことがありません。

屋上から湖面方向を眺める 1 屋上から湖面方向を眺める・・・

先ほども紹介しましたが、渇水期から一気に雨が降り増水しています。そのため泥水が多くなり濁っています。

対岸の紅葉を少しだけ出してみました。湖面から少し上の方に模様が区切り線がついています。満水時の限界線が分かります。
屋上から湖面方向を眺める 2 堰堤のダム内側、そして取水設備が見えています。

一回目の湖面巡視体験の皆さんが戻ってきました。広い湖面に点が二つ(ボート)見えており、戻ってきました。
屋上から湖面方向を眺める 3 屋上から湖面方向を眺める 4
屋上から湖面方向を眺める 5 ボートの進行方向突き当たりが船着場になります。

いよいよ私の番が回ってきました

集合場所は胆沢ダム管理支所10分前と指定されていましたので、私はその時刻に受付を行いました。同行者は6名で、子ども連れの方と同年代の方になりました。そして、必ず着用して下さいと渡されたのが「ライフジャケット」でした。ライフジャケットは初めて着用しましたが、きついのなんの着るのが大変です。説明によると、緩やかに着ていると不意に落下した時、スポーンと脱げるのできついくらいにしていますとのことでした。なるほどと納得です。

受付から乗船場所までかなりの距離があり、所員の車で運ばれました。車から降りた場所と乗船場所はかなりの落差があり、降りるのが大変です。反対に帰りがもっと大変だなあと覚悟しました。


案内資料から・・・

服装はぬれてもいい服装、暖かい服装でお越し下さい。湖面巡視中は体感温度が低くなるためご注意ください。巡視中に雨が降る場合もありますので、雨具をご持参下さい。

貯水位に応じて巡視コースが変更になる場合がございます。地震や大雨、波の高い場合は中止する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
乗船・進行 1 乗船・進行・・・

渡船場に降りて乗船です。ここはさりげない階段のように見えていますが、落差が20m以上あり降りていくのが大変でした。

階段上に手を後ろに組み、黒い着衣とマスクをつけた不気味な方が居りました。挨拶をしましたが、どうやら警備の方のように見受けました。あの姿勢でじっと立っておられました。
乗船・進行 2 乗船・進行 3
乗船・進行 4 所員2名と6名の皆さんが乗船し、いよいよ出発です。なんか狭いボートに乗りますが、気分を味わうのは動き出してからでした。出発、進行です・・・。

取水設備 1 取水設備・・・

出発した後、堰堤内側に沿って南に下り堰堤端にある取水装置まで来ました。一般的なダムの場合、取水装置は水位の変化に関係なく湖底近くにあるとのことですが、胆沢ダムの場合は水面の変化に伴って取水口パイプも移動して行きます。

下の画像に眺望台の部分が見えてきました。眺望台は一番上の平らな部分になります。
取水設備 2 取水設備 3
取水設備 4 良く分かりませんが、取水口は巨大なフロートのようになっており、水面の変化に伴って高さが変化するような仕組みになっているようです。
取水設備 5 取水口正面まで来ました。流木が流れ込まないようにするフェンスが前面に貼られています。取水口は斜面に沿って上下するので、台の基礎の部分に10センチ刻みのスケールが設置されています。

側に行くと今の水位がどの位あるのか一目です。

取水設備の見学を終了し、ボートは尿前(しとまえ)渓谷方面に向かいます。取水設備はどんどん遠くになり、ダム堰堤内側の湖面の様子が見えてきました。紅葉真っ盛りの風景は良いものです。
取水設備 6 取水設備 7
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